Under the Storm: ブログ出版局からのお知らせ
もう10年になるだろうか、もっとかな。祖母のためにブログ出版局を利用したことがある。
祖母が長く書き溜めた短歌などを製本したくて、手軽に製本できるのでいいと思った。
販売を考えていなかったので、通常の出版である必要がなく、本の体裁になればよかったのだ。
祖母は亡くなったし、晩年は短歌や俳句などを書くことはなかったので、それきり利用していない。
それでも退会していないので今でもメールが届く。
たいていはそのまま削除してしまう。
今回はコロナウイルスと新年度の仕事体制がこれまでにも増してストレスで、気が弱っていたからなんとなく中身を見た。
気が弱っているとなぜ中身を見るのか説明はできないが、自分ではそのせいだと分かっている。
「お礼の声が届いた」というような部分があって、要約すると、
コロナウイルスのため自宅にいて時間があるので、昔の写真を整理していた
それがきっかけで昔ブログをやっていたことを思い出し、読み返してみた
それをまとめて本にしてみた
すっかり成長した子供の軌跡などがまとめられて、一緒に見ることができてよかった
というような話だったと記憶している。違っていたら申し訳ない。
わたしはどうやら、テレワークや時短勤務にはならないようで、とにかく行かないとお金がもらえない。
だけど、土日の外出はしばらくできなさそうだ。
夜間もグループでなくても外出はしにくそう。夫は家で飲むこともいい顔をしなくなった。「免疫が下がって感染したらどうするの」と。
残業はしばらくはしないつもりだ。職場のストレスが今大きいので、そういうときはできるだけ距離を取るのがよいと思うからだ。なんとなく話しているうちに15分30分経ってしまったというのも避けたいと思っている。
そういう時間に、かねがねやりたいと思っていながらできなかったことをやってみようと思う。
やりたいと思いながらできなかった理由は、年を取ってモチベーションが低空飛行だということがあるので、時間があればできるというものではないけど、できるといいな。
「これもいい機会」だとは思いたくない。今の危機は「良い」ものではない。
でも、どうしようもない状況が発生したとき、それをどう過ごすかは自分次第。
これがわたしが半年ほどかけて学んだことのひとつ。
だからモチベーションが上がらないなら、上がっていなくてもできるように工夫しながら、嵐が過ぎ去るのを願おう。
――まあ、そう思うだけなら簡単で、実践するのが難しいのだけれど、そうでもしなければ自分が壊れそうになるというのも、ひとつの状況の力なのかもしれないから利用しよう。