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Status Message:I am strong enough

他の人には言えないことと、夫には言わないこと


いやさ、もう、介護って大変。
大変なのはわたしじゃなくて夫だけど。夫の両親の介護は、夫の両親とうまくいかないわたしには無理だけど。


正直言って、自分がひどくまいっていたあの年(もう何年も前)、夫が年末年始に家にいなかったのは、恨みもした。今年ぐらいはいてくれてもいいはずだと思った。あの頃はまだ義母一人で介護ができていたから。
ちょっとそこで、諦めるところはあったかもしれない。わたしは夫以外の人間関係に、以前より重みを置くようになったかもしれない。それまではわたしは夫偏重型だった。



お通し2種と、小さいおつまみ1つ。



夫が適当に頼む。
から揚げは揚げたてだとおいしいものだな。
とんぺい焼きは、もともとわたしがよく頼むものだけど、夫も嫌いではないらしい。
お好み焼きより好きみたい。



わたしが食べたいと思ったもの。
天ぷらは、外でしか食べないな。
揚げコーンは、悪くない。値段にしては量が多くてありがたいのだろうけど、年齢的には(そして夫はコーンをあまり食べないという事情があるので)、ちょっと多い…



もう一杯飲み、夫は揚げたてのから揚げはおいしいともう1回注文。


この記事を書いていて、何が言いたいんだろうと思えてきた。
この店で写真を撮って、こうして何かを書くのは初めてではないし、「ビール」「から揚げ」と食べ物を列挙していってどうするんだと思って、なんか夫婦関係のこととか書き始めてしまった。



夫が介護をしていることは、人には言わない。
りーりちゃんみたいな友人は知っているけど、職場の人には言わないし、資格勉強仲間にも言わない。少し前に通っていた講座仲間にも言わない。その中で特に親しくなった人がいても、あまり言わない。
「言う」「言わない」の違いというか、境目は、『年齢を公表していない仲間には言わない』ってことだ。


どう見ても若くないことはバレていても、生々しく年齢層をイメージされたくない。
「なんで? あたしは**歳だよ。それ、すいちゃんには今こうして言ってるよ。何歳だって気にしないよ。それでも言ってくれないの?」と言われたこともあった。
「すいちゃんさん、絶対言わないんだよね」の裏に、「隠したってわかるよ、だいたい」「そんなに若く見られたいの?(見えないのに)」みたいな批判を感じることもある。


でもたぶん、年だけじゃないんだな。きっと。


「生々しく年齢層をイメージされたくない」っていうのは、いろんな単語にいろんなイメージがついていて、そこから連想がふくらむことがあるからだと思うんだ。
たとえば「40歳」って言ったとき、「熟女」とイメージが浮かんだら、紐づいている連想イメージが自動的に浮かんできて、そのイメージの連鎖で印象が形作られることがある。結構よくあることだと思う。その中には好意的なイメージも好意的でないイメージもある。でも好意的かどうかじゃないんだ。「わたし」という存在に、勝手にいろんなイメージがくっついちゃうってこと。でもって、20代30代より40代50代のほうが固定化されたイメージが多い。これがまた70代80代となると、イメージは少し流動的なものになる。


「介護」って言ったとき、ついてくるイメージが嫌。
「何歳」って言ったとき、ついてくるイメージが嫌。


既婚者だってことは、言っといたほうがメリットが大きいから気にしないし、こういうのは特に職場ではなかなか隠せないので言うけど、会話の中で普通に「既婚者でしょ?」って言われたことがある。あ、肯定的も否定的もない会話なんだけど。
「AAAA株式会社にBさんと一緒に行ったら、AAAAにはBさん大好きな女性アルバイトさんがいて、すごい目でにらまれちゃいましたよ。口もきいてくれないし、こっちを絶対見ないんですよ」
「えー、だってすいちゃんさん既婚者でしょ?」
「でも関係ないらしいですよ。居心地悪かったけど、あんな綺麗な女性に女性扱いされたってことだなって、いい意味に捉えてます」
「既婚者だって言ったらよかったんじゃないですか笑」
「いきなりそんなこと言えませんよー笑」


なんていうか、そんなふうに言葉にはイメージがついてまわるのだ。
「既婚者」にはそれに付随するイメージがたくさんある。


そもそも自分だって、旦那さんやお子さんの話題が出ない人について、「この人は既婚者なのかな、お子さんはいるのかな」って思うことがある。
そこには「結婚してる人」「してない人」「お母さん」「そうでない人」のイメージがあるのだ。そして自分も他からそういうふうにイメージ枠を当てはめられている。



ちょっとこの頃にはお腹いっぱいになってきてた。
けど、あん肝はおいしかったので、頼んでよかったと思う。



パソコンから打つと、書いてることが長くなる傾向がある。
気をつけなきゃ。


長くなったし、それでも人に分かってもらえるかどうかわからないけど。
なんかそういうことがあるのだ。


だからわたしは、夫にはなんでも話せちゃうけど、他の人には言わないことがある。


そんな夫にわたしが言わないことは、なんのやましさもない気持ちであっても、ちょっとかっこいいなと思う異性の知り合いについて「かっこいい」の部分については言わないことにしている。
嘘はつかないので、たとえば「顔立ちがいい」とか「頼れる」とか、特徴を言ったとして、自分がその人のどこがいいと思うか評価できる点かなども言ったとして、ただ「主観的にかっこいいと思う」ことについては違う表現をする。「顔立ちがいい」など特徴で言うとか、「こんないいところがある」「好きだ」など人間的に良いと思う表明とか。
「かっこいい」「素敵」というのは、男性として見たときに魅力があるという意味になりうるから言わない。
それって、「**さん、かっこいいよね」「顔いいよね!」「えー、私は好みじゃないなー」なんて女性同士が職場の潤滑油的会話をする程度のことで、真剣さはないし、「熱を上げる」という言葉の「熱」部分ないような「かっこいい」であっても、まあわざわざ言わなくてもいいかな、と。


これもなんか功利主義っぽくて、批判あるやり方かもしれないけど。
冷静に判断してリスクマネジメントをするって、悪いことじゃないと考えてる。


で、まあ、「人に言わない」についても、「夫に言わない」についても、変な人扱いされることはよくある。
だから他の人には言わない。で、たまったから、ここに吐き出す。

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