Bittersweet Maybe

ただの日記を予定しています。金曜更新のつもりでいます。それ以外の曜日に小さな日記を書くこともあります。

ウクライナの私立探偵 スニファー

「ウクライナの私立探偵 スニファー」を見る。

昨日はそれにインスパイアされたただの日記だったけど、今日は感想。
といってもたいした感想ではない。

以前に一挙放送されたときに見ていたが、そのときは通常の予約録画と一部日時が重なっていて、そちらを優先した。
だから見られなかった部分があるのだ。それもあって録画してみた。

話はどうでも、絶景ミステリーっていいな、と思うことが多くて、好きだ。
それなりに面白いにこしたことはないけれど、多少のことは絶景で目をつぶれる。

わたしにとって目をつぶれなかったのが、「ワイン探偵ル・ベル」。
何割増しかでよく感じるのが、「モンタルバーノ」「シェトランド」。
話も好きだったし、絶景としても好きだったのが、「ミステリー・イン・パラダイス」。
――Season2までである。つくづくベン・ミラーの降板が惜しまれる。
次の人も悪くなかったんだけど、フィデルやカミーユまでいなくなってしまって、まるで違うドラマだからなぁ。

絶景ミステリーの「絶景」には、景色だけではなく、島の特性とか個性とか文化とか、そういったものも含まれる。
景色が非日常で惹かれる上に、その土地の個性なんかが出ていたりすると、そりゃやっぱり楽しい。

その意味で、南の島を舞台にしていた「ミステリー・イン・パラダイス」は、なおさらよかったのだと思う。
「ヒンターランド」は、「個性」の部分がちょっと――寒々しいところがあって、暗さを感じたからなー。

で、「スニファー」も、わたしにとっては絶景ミステリーの系譜かなと思う。
異国情緒を楽しんでいる部分が大きい。

特別捜査局でビクトルが働いてるところなんて、これまでに見たことのない光景だ。
広い空間、吹き抜けみたいになっていて、上の方に体育館の通路みたいなものがあるフロア。
そこに銀色のデスクが、まあだいたい等間隔に置かれている。

日本式の「島」形式でもない。
アメリカドラマでときどき見かける、「ブース」形式でもないし、「島」形式でもない。

小学校や中学校の教室の机が、1つ1つ並んでいる。
あれをもっと間を広げた感じで、そして先生の机はないって感じ?

すべては銀色のイメージ。
柱とか、フレームとか、机そのものとか。

机には引き出しがない。

夜、1人で残って仕事をしているビクトル。
このフロア全体が真っ暗で、ビクトルの机のスタンドライトだけが光っている。
これ――帰るとき、スタンドを消したら、真っ暗な中を歩いて出口に行くのだろうか?

古いロシアの宮殿を思わせるような美術館もあったけれど、無機質な印象の建物も多かった。
中がってことだ。どうしてインテリアで飾らないのだろう?
北欧のスタイリッシュさとも違う、無機質感。透明感。

かと思うと、古い時代を思わせるような兵舎からの抜け道が出てきたり、古い東欧の村って感じの景色が出てきて、民族衣装寄りの服を着たおばあさんが話してたりする。

こういう、わたしの今の日常とは異質な景色を楽しめるドラマだ。
だからわたしにとっては、絶景ミステリーの系譜なのだ。



もちろん「スニファー」はよくできたミステリーだ。
大変に質が高いと思う。

だからミステリーとしてだけでも評価できるのだけど、異国の世界にも惹かれるなということ。

わたしのイメージでは、スニファーはホームズ系列だ。
ちょっと「Dr.House」を思わせる。

スニファーは小さな匂いの事実や証拠を組み立てて、秀逸な推理に至る。
ハウスは症状や反応を組み合わせて考えて、誰にもできない診断に至る。

ハウスは医療のホームズドラマみたいだと思っていた。
スニファーは、まあこの人は探偵なので、もっとわかりやすい。匂いのホームズドラマみたいだと思う。

ビクトルとの微妙な友情も好きだ。

日本人はロシア文学が肌に合うという。分かりやすいのだそうだ。
確かに、ドストエフスキーとか、わたしは好きだった。


ウクライナはロシアではないけれど、少し肌に合うところがあるのかもしれない。





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