Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2ヶ月目の日記(シリーズ:仕事)

今日も昨日の続き。
これも別ブログ用に書いたものだ。(だから丁寧語な語り。)
Sweetな別ブログは、もっと穏やかに書き直した。


+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+



カトレア先生の困ったところは、3点。

●ご自分が激しく揺れ動いていて、こちらにもそれが波及する

わたしに対しても、「新しい方とうまくやっていかなければ」と思う反面、気に入らないところがあったり、わたしを上にして立てるというのはなんだか嫌だったりする。
その気持ちが態度や行動にあらわに出てしまうので、なんだか「おほほ、おほほ」とハイテンションにお世辞をちりばめて話をしてきたり、顔の表情さえガラリと変わって陰鬱そうに返事をしたり、カトレア先生の気に入らないやり方をすると激しく突っかかってきたりします。


●徹底した順列がある

前の項目で、「わたしを上にして立てる」と書きましたが、別に「わたしはあなたより上よ」と主張したいわけではありません。
同じ「NOT正社員」同士は、その辺うまく曖昧にして、上手にあうんの呼吸でやっています。わたしも他のパート的スタッフさんとはそうしています。
でもカトレア先生には、ハッキリとした上下関係がご自分の中にあって、で、その基準はご自分ルールなのです。
また、いったん下になると、もう一切変更はされません。その後何があろうとも。

わたしに丁寧に教えてくれて、とてもありがたい若い正社員的スタッフさんのことも、相手は正社員的なのにかなり下に見ています。
「新人である」ということと、わたしの前任者に押さえつけられて教えられている様子を見ていたことと、「パソコンの知識はわたくしのほうが断然上」ということが理由。と、わたしは見ています。

『正直申し上げて』、パソコンの知識なんてものは、正社員的スタッフにはそれほど関係ないことも多いと思いますよ。
そんな些末なことは「NOT正社員」に任せて、もっと重要な運営に関する仕事をいずれしていく『お立場』なのですから。


カトレア先生は、わたしに対してはまだ様子見で、上とも下とも決めかねている時期です。
しかし、機会があれば下にしようというやる気はまんまんで、何か分からないことを聞くと「ポイント1、ゲット!!」という声が聞こえてくるようです。また、辺り中に響き渡るような大声で教えてくれます。「わたくしのほうがこの人より上!!!!」と知らせるかのように。
また、何か気に入らないことがあると、「去年まではこうしていただきました」「オダマキ先生(前任者)は、こうしてくださってたんです」と引きません。「ベテランのオダマキ先生に比べたら、あなたなんて何者だっていうの!」という声が聞こえてくるようです。


カトレア先生は、わたしを信用していないので、何事もまずチーフクラスの正社員的スタッフさんに言います。報告も、意見も、なんでもすべて。
それから、若い正社員的スタッフさんにも同じことを言います。
わたしには、言うことと言わないことがあり、言うとしても最後で、都合の悪い(とカトレア先生が考える)部分は省かれています。



●仕事の目的が「自分に対する評価」で、それが行動原理になっている


読んだとおりなので、詳しく書きますまい。


でもひとつだけ言わせてもらうと、ここにもご自分ルールというか、正確には「自分に対する周囲の評価」ではなく、「自分の中での自分に対する評価」なのかしら?と思うくらいです。
「わたくしが担当させていただく方たちには、まだこういう方は一人も出ておりません」と何度も言うし、自慢のようだけれど、周囲はそれで「カトレア先生はかけがえのない人材だ」とは思っていないのです。
また「そういう人が出たからといって、それが何なの?」ということでもあるようです。つまり、出てもいいんですね。「そういう人を出さない」というのは、誰も目的にしていないのです。
なんと、正社員的スタッフのチーフクラスもマネージャークラスもそう考えていて、カトレア先生の独り相撲なのですが、カトレア先生はこのことになると沸点が非常に低くなり、怖いのです。
地雷がやたらとあって、ちょっと触れるとドカン!




カトレア先生は最初が肝心で、おいおいいつかは――というのが通用しない相手だとすぐに分かったので、わたしも打てる手は打ちました。


チーフクラスの方の協力を得て、カトレア先生が心中ものすごい上位に位置づけているマネージャークラスの方にも入っていただき、組織図のおさらいをしたのでした。
わたしとしては上下関係など「NOT正社員」同士の間では考えず、うまくやっていきたかったのですが、カトレア先生にはそれができないので、下になるよりは上になるしかありませんでした。


上下たって、上から何十個もある階層の一番下2つですよ?
ばかばかしいように思えます。でも今後カトレア先生とやっていくには必要なことなので、仕方ないですね。


パソコン知識がカトレア先生の自信の源のようで、くせのある問題集などで解答がないようなとき伺うと、「ポイント、ゲット~~~!!!!!」と高らかにラッパが鳴り響きます。
なので、分からないことがあっても、聞かないことにしました。


WordやExcelの知識があったって、問題集によってくせとかがあって分からないことはあるし、カトレア先生だって分からないものはあるのです。簡単なものだって、分からないときがあるようです。それは仕方ないんですよね、知識があってもその問題集に精通してないと分からないってことがあります。




カトレア先生は厄介な方ですが、前向きに考えるといいこともあります。

カトレア先生は既に、③グループのパート的スタッフ ラナン先生と決定的な断絶状態にあります。
カトレア先生は、もともとは③グループに配置されていました。
そのとき修羅の日々があり、お二人を離すしかなくなり、カトレア先生が①グループに移ってきたのだそうです。

さらに②グループの契約社員的スタッフ コデマリ先生とも険悪な関係です。
コデマリ先生が、修羅のときにラナン先生の味方をしたからです。


今でもカトレア先生は、ラナン先生とは口もききません(出勤日が同じで、スタッフルームでは隣同士の席なのに)。


こういった直接の事件がない周囲の人たちも、カトレア先生の奇矯なところは皆さんご存知です。仕切りのない広いフロアなので、丸見えだからです。


というわけで、わたしがカトレア先生との関係において苦労しているので、優しくしてくれます。
――それまで表面上の笑顔だったのが、少し仲間として受け入れてもらえたのでした。


共通の敵がいるって、人を仲良くさせますよね。
また女性同士って、誰かの悪口で急速に仲良くなることがありますよね。


気にしないようにはしていたものの、わたしはかなり所在無い存在だったので、有難かったです。



そして、カトレア先生には聞かないことにしたのも無理はないと受け入れられて、他のグループの先生たちにいろいろ教えてもらえるようになりました。
「グループによって多少やり方は違うから」と一線引かれることもなく、「違うかもしれないけど、うちはこうしてる」と教えてくれるし、コデマリ先生などはご自分から「私が作った資料があるので、よかったら渡しますよ」と言ってくれたり。
教えてくれるだけでなく、「前に作った資料があるから、使っていいよ」と言ってくれる人がたくさんいます。


それは、カトレア先生の「わたくしの知識はわたくしの知的財産、このことはあなたに教えたくない(というわけで、高らかに教えてくれることと、なんのかのと理由をつけて教えてくれないことがある)」という行動へのあてつけもあると思います。
また、カトレア先生がかつて③グループを去るとき、自分が作った資料ファイルなどをすべて削除していった、ということへのあてつけでもある気がします。


おかげさまで、わたしは他のグループにパイプができ、知識や経験を惜しみなく分けてもらえています。


まあ、あとは、カトレア先生と断絶状態にならずにうまくやっていけるかどうかだけです。
でも、わたしとうまくやっていけなかったら、ラナン先生のいる③グループに戻るわけにもいかず、コデマリ先生のいる②グループにも行くわけにいかないのですから、カトレア先生もわたしには少しは自分を抑えてくれるはずです。


今も抑えてくれてあれなんでしょうけど。


わたしももうまごつくことも少なくなってきたので、「自信に満ちたわたし」を演出して、本格的にカトレア先生とのあるべき関係性を築いていくつもりです。
――もう2,3週間前から、ずっと月曜が来るたび「今週からは」と思ってるんですけどね。




×

非ログインユーザーとして返信する