Bittersweet Maybe

ただの日記を予定しています。金曜更新のつもりでいます。それ以外の曜日に小さな日記を書くこともあります。

「がんに効く温泉」と噂されるところをネットで調べてみた

やっぱり、西洋医学をまったく使わないで病気を治すというのは、難しいとわたしは思っている。

Iは完治は難しく、手術などで病気の無い状態にするのではなく、「現状維持(悪化を防ぐ)」「できるなら、できるだけ、がん細胞を減らす、小さくする」という治療法。
「手術をすれば(退院できれば)」「術後の抗がん剤治療を何ヶ月間」という期限はないので、薬や通院や、痛みやその他の症状と、ずっとつきあっていかなければならない。

母などは、もともとそういうのが好きなたちなので、いろいろなことを言い出す。
「こういうスープでがんを治した人がいるそうだ」とか、「鍼治療で血の巡りをよくすれば治る、と鍼の先生が言っていた」とか、「野菜を食べて規則正しい生活をしないと治らない」とか。
また、「東洋医学は体の根本から治すから」とか、「西洋医学は薬ばっかり処方するから」なども言い出す。
そしてIの治療に対しては、「薬をいくらやっても治らないんだから、あの先生は信用できない」という態度。I自身は信頼している医師なので、それが一番と思うのだが。

でもさ、薬をやめちゃうわけにはいかないでしょ。
薬をやめて東洋医学だけしたって、治らないよ。――奇跡的に治る人もいるかもしれないけど、そんなの奇跡の確率だよ。

鍼は、知り合いに鍼師がいて、その人の師匠みたいな人がすごいから、そこに連れて行きたいとずっと言っていたが、どうやら鍼師がIの病状を母から聞き出して知ったらしい。
「東洋医学(鍼)だけでは治らない。西洋医学の薬はやっぱり、それはそれで効き目があるものだから」と言われ、それからは連れて行きたいとは言わなくなった。

とにかく母がこういうことをよく言うので、逆効果で「これだけで○○が治る」的な事柄には興味を感じない。

だからこれまで、温泉のことを調べたことはなかった。
がん細胞を減らす温泉というのがあるわけはない――と思えて。

でも4月5月のIとの温泉旅行で、温泉の実用的効用について考えるようになった。

4月の四万温泉は、「傷を治す」というのも効能に挙げられていた。

Iは患部にテープを使う。
ひっきりなしに使うので、そこが変色してしまっている。
また傷のようになっているところもある。なるべく場所は変えていても、やっぱり肌に大きな負担がかかる。

四万温泉に入って、Iはその部分がよくなったと感じたらしい。
テープ痕が目立たなくなった、傷のようなところは直ってきた、と。

なるほど、そういう効能はあるのか。

5月の観音温泉は、まるで美容液に浸かっているような泉質で、お肌がしっとりすると言われていた。

これはちょっと効き目のほどが分からないのだが、期待としては、今の薬のためにカサカサになっている手足(特に手や肘)がしっとりするとよいと思っていた。
また、爪が変形した上、二重爪になり、はがれかけているので、そこに潤いや何かよいことがあればいいな、という期待もあった。

もともと温泉好きだと思っていたIだったが、「温泉は旅行のおまけみたいなもので、それほどこだわりはなかった」と言われ、そうだったのかと思った。
「ただ、道後温泉に行ったとき、患部の辺りの肌がよくなったなと思ったから、それから源泉かけ流しとか泉質とかを見るようになった」と言う。
――そうだったのか。

そういう経緯があって、ふとあるとき、ついつい検索してしまったのだ。

そうしたら、3つの温泉ががんに効くということで有名だと分かった。

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ダントツ1位:玉川温泉(秋田)

2位3位(どちらが上かは定かならず)
 三朝温泉(鳥取)、増富温泉(山梨)
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結局のところ、がんに効くと言われる温泉は放射能泉。
ラジウム温泉とかラドン温泉というもの。

ラジウムが壊れるとラドンになるそうです。(壊れるという言い方はおかしいかもしれませんが、イメージです)
ラジウム温泉にはラジウムが含まれていて、お湯に入ったり飲泉することによってラジウムが肌や口から体内に入ります。(しかし肌からはほとんど吸収されないとも書かれていました。)
また、ラジウムが壊変してラドンとなり、ラジウム温泉の大気にはラドンが含まれています。このラドンを、呼吸することによって体内に取り込みます。(これが大きいとされているようです。)

ウラン → ラジウム → ラドン → トロン? ポロニウム? ・・・・・・ → 鉛


微量の放射能は人体に有益だという説がある。
ラドンが体内で放射線を出すと、それに刺激されて免疫が活性化されるというのが、ラドン温泉の効能のようだ。
これは「ホルミシス効果」というらしい。


ホルミシス効果:
ホルミシスとは、何らかの有害性を持つ要因について、有害となる量に達しない量を用いることで有益な刺激がもたらされることであり、その要因は物理的、化学的、生物学的なもののいずれかである。例えば紫外線は浴び過ぎれば皮膚がんの原因となり、また殺菌灯は紫外線の殺傷力によっているが、少量の紫外線は活性ビタミンDを体内で作るために必要であり、この活性ビタミンDは血清中のカルシウム濃度を調整するものであって、もし不足すればクル病の原因となる。(Wikipedia)
放射線ホルミシス - Wikipedia
1982年、ミズリー大学のトーマス・D・ラッキー教授が、「低レベルの放射線を浴びると、生体の様々な活動を活性化する」生体効果を『ホルミシス効果』と発表し、世界中の放射線学者の注目を浴び、多くの研究がなされるようになりました。(1982年12月号米国保健物理学雑誌)(渓流の宿 金泉閣)



ホルミシス効果は、立証されたものではないようだ。
ラジウム温泉が効果ありということも、科学的に立証されてはいない。
有害でないとも言い切れない。


ただ――備忘録として記録しておこうと思う。
行こうと思ったときに、温泉の名前を思い出せるように。






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