2024.12.01|静岡旅⑨ 静岡おでん
せっかく静岡に来たので、静岡駅に寄って静岡おでんを食べていこう!
前にビアパートナーと静岡ビア巡りに来た時に最後に立ち寄った静岡駅のおでん街。あのときはおんぶにだっこで、連れて行ってもらい、赤いもみじの飾りがきれいなおでん街にうっとりしながら歩いた。そして、賑わっているお店に連れて行ってもらった。あれは、最初から調べて分かっていたのだろうな。
果たして今回、無事に行くことができるのか?
・・・・・・できなかった。スムーズにはいかなかった。
わたしが何も分かっていないからだ。夫が「前に来たんでしょ。どこだったの?」と言っても、だってただついていっただけだもん、という答えが頭に浮かぶ。本当におんぶにだっこだったんだな、と実感。
わたしの記憶の中のおでん街は、赤いもみじの葉が頭上を飾り、両脇にずらりと店が立ち並ぶ中を歩く、というイメージ。赤が綺麗だった。壮大なおでん街だと思った。
しかし、明るい中で改めて行ってみると、あれ?おでん街ってこれだけの距離?とびっくり。あの時は酔っていたしなぁ。
今回調べて、おでん街とおでん横丁があることも初めて知った。
おでん街、おでん横丁とも、あまり開いていなかった。早過ぎたようだ。
駅近くにある城を見学し、おでん街とおでん横丁を歩き、どこに入るか検討するも、よく分からず。
どこもかしこも閉まっているが、開いているお店も2、3軒あった。
おでん街かな、青葉横丁かな、一般道路の出口に近いところに開いているお店があった。
『一心』というお店で、取材などをよく受けていることが謳われていた。
開いているお店がほとんどなかったので、とりあえずそこに入ってみる。
おでんセットというのがあり、それを頼んでみた。
食べたものは、下町のフォアグラ、牛の肝を練ったもの、焼きのり黒はんぺん。
ビールはサッポロ黒ラベルだった。
夫はおでんを食べてみたいとは思ったようだが、お酒をどうしても飲みたいというのでもなかったようで、ビールはわたしがUNTAPPD用に注文したもののみ。
なんというか、「あー、取材とか何かの番組に出ていたとか、そういうお店なんだなぁ」というのがすごく実感できた。
ごちゃごちゃした店内が、映えそう。
他に開いているお店があまりなかったので、大通りのまんなかにある歩道を散策したり、ベンチで休んでイルミネーションを見たりして時間を過ごした。
それはそれで面白かった。いろんなイルミネーションがあった。
お店が開き始めたようなので、おでん街に戻ってみることにした。
ぐるぐる回るけど、どこがいいか分からない。
小さなお店がずらーっと立ち並んでいる。選ぶ基準が分からない。
どんな店でも入ってみればいいのだろうけど、何軒も立ち寄れるものでもないから、「とりあえず入って出ては入って」を繰り返せない。
そうして歩いているうちに、以前にここに来たときに入ったお店を見つけた。たぶん、その時は一緒にいたビアパートナーが事前調査の上で選んでいたのだと思う。それなら間違いない店だ。あの時、この『愛ちゃん』というお店ですごく楽しかったのを覚えている。ここにしてみない?
ドキドキしながらお店に入ってみると、満席だという。でも、よかったら空いたらお知らせするよ、と言ってくれた。
長く飲んでいる人もいるだろうけど、軽く飲んで帰る人もいるだろう。その中間の人もいるだろう。ちょっと待ってみようか。
連絡先を告げて、おでん街に出た。
どこかで軽くおでんを食べてみよう!
『聖羅』というお店が小綺麗で、立て込んでもいなくて、入りやすそうだった。
お酒は1杯くらいかな。おでんはいくつか食べられるかな。
おでんを注文。卵と大根と、もうひとつはじゃこ天かな?
ビールをひとつ。瓶ならふたりで分け合える。
自分たち以外にお客さんがいた。綺麗にメイクして凝った可愛らしい服を着ている女子たち。
「静岡おでんって、何が違うんですか?」と質問していた。
お店の人が答える。「串に刺さってる」ってことと、「黒いだし汁」ってこと。でも、この店のはそこまで黒くない。
だしをかけて食べる、と教えてくれてる。
そうこうするうち、あっという間に『愛ちゃん』から連絡が来た。早い!!
急いで飲みきり、お会計をして店を出た。
『愛ちゃん』は、「これぞおでん街!」という勝手なイメージ。店の中は湯気が目に見えるようで、(ついでにわたしには苦手なタバコの煙も目に見えたりするが)、常連さんと一見さんが自然に楽しさを共有できる。それは、きっと、お店の方達のキャラが利いてるから。
会話の中で、お店の方がお客さんに答えて言っていた。「昔は子供に串で出してた。静岡は、おでんの街だから」ということを。どんな言葉への答えだったか分からない。どうせ飲んでいたら忘れちゃうから、と、そのときに急いでスマホにメモした短いメモに残っていただけなのだ。
『愛ちゃん』でわたしは3種のビールを飲んだ! ちゃんと3種のビール全部を飲んだ!
そこで記憶がつながったのかもしれない。マスターっていうのか、店主さんっていうのか、カウンターの向こうのおでんをひっくり返したり、お皿に盛ったりしているおじさんが、「前にも来たことある?」と尋ねた。
「1回だけ」とわたし。酔った頭で、すごいなと思ったのを覚えている。よく記憶しておけるな、すごくたくさんの人が来るだろうに。しかも、2年か3年前のことなのに。あの時一緒だったビアパートナーに言わせれば、「あなたが印象深かったんですよ」という言葉が返ってくるかも。騒がしくて、置かれているビールを全種飲む!と言い張った、変な客だったから。
ありがとう。楽しく、優しくしてくれて。ごちそうさまでした。
わたしの好きランキングでは、最後から順に遡る感じ。その場の雰囲気なんかもあるから、そのランキングに大きな意味はないが。
『愛ちゃん』にはまた行ってみたい。席がなかったら、また『聖羅』に行ってみたい。
ありがとう、静岡。ごちそうさまでした。