2024.06.29|”この店でしか飲めない”クラフトビール
夕飯は食べに行く予定の休日。
午後になって、脳疲労にビールによる糖分を補給。
『VERTERE』〈Erithalion〉
ブルーベリー、ブラックベリー、ストロベリーを使用したサワーエールだそうで、いつもの酒屋で買ってから飲むのを楽しみにしていた。VERTEREの350m缶が出始めたばかりの頃だ。
サワーエールのおいしさが分かるようになってきたなぁ、なんて思うけど、VERTERE始め日本のブルワリーのサワーエールはコクがあったり甘味と酸味が混ざり合っていたり、飲む人を甘やかしてくれる。だからおいしいんだよね。
残っていた最後の『West Coast Brewing』〈Full Hop Alchemist ver.32〉。やっぱりおいしいよね。
しかし、日によって点は変わるように思う。3.75の日もあれば、4.00の日、4.25の日、4.50の日もある。
気分、飲み合わせ、食べ合わせ、ひとり飲みか人と飲んでるか、お店か家か――
ビールの温度、気温や飲むことに費やした時間による温度の変化がどうであったか、グラス、消費期限――
おいしい時間だったが、出かける前に飲んだのはもしかしたら失敗だったかもしれない。
夕飯時に酔いがかなり回った。
このお店は、似たお店が鉄道沿線にいくつかある。フランチャイズ形式のチェーン店みたいなものなのかな?
地名を使った名前のクラフトビールを置いていることが多い。以前に行ったお店では、他地方のブルワリーに醸造を委託しているようだ。これまで行ったお店では、その店だけの地名ビールはだいたい1~3種類だった。
このお店にも地名ビールはあった。聞いてみると、醸造は近くの店舗でしているという。
え、そうなの?
その店舗では醸造を始めたのかな。……と後になったら冷静に考えることができたが、そのときはイラついてしまった。
UNTAPPDに投稿しようとしてもビールが見つからず、「えー、作らなきゃいけないの? だとしたら醸造所名が要るんだけど」とちょっとイラッ。お店のお姉さんに聞いたら「**店で作ってます」とのこと。
出てこないよ、そんなブルワリー! 前に行った店では『なんとか醸造所』みたいなところが製造していると書いてあったよ、間違いじゃないの?
「**店ですか? そこはブルーパブですか?(ブルーパブはブルワリー名として出てくることがある)」
夫に「嫌なお客になってるよ」と言われた。でもその時は、だって仕方ない!! 分からないことを言うんだもの!と。
今思い返すと、お前が分からないことを言ってるんだよ、と自分でも思う。
アルコールは感情を増幅させる。
楽しい気持ちは大きく膨らんではしゃいで騒いじゃうし、イライラは爆発する。悲しさはとめどなくなって泣けてくるし、怒りは募っていく。
だから楽しい気分で飲まなきゃいけない。
失敗。ごめんなさい。
お料理がたくさんあって、面白いお店だ。
ワインの飲み比べもあった。夫はハイボールなども飲んでいた。
近所の人が今日はちょっとおいしく食べようというときに便利そう。
ちなみにここには「この店でしか飲めないクラフトビール」というキャッチフレーズに惹かれて行ったのだが、確かにここにしか置いていないビールだろう。
そういう小さく醸造することや、小さく醸造したものを飲ませるお店はどんどん増えているんだろうな。地域に根ざしたお店が増えているんだな。
このお店で提供していたクラフトビールは、練馬区のお店であったため〈練馬IPA〉〈練馬ヴァイツェン〉〈練馬レッドエール〉だった。
ごちそうさまでした。

