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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2024.04.16|火曜:夫が遅いため、夕飯ははしご


夫が遅い日で、夕飯を家で食べない予定だったから、ハッピーアワーに立ち寄る。この店のハッピーアワーは夕飯を家で食べる日でもよく寄るが。


夕飯に間に合うように帰ろうとしなくていいので、ゆっくり飲むことにする。
少し前からお気に入りになっていたスパークリングワインを1杯目に。
メニューを検討しながらスパークリングワインを飲み、カプレーゼを注文。今日は夕飯の1品目だからバゲットもいただく。2杯目はビールにしよう。このお店の生ビールは〈Heartland〉。このビールで「100杯飲んだら」バッジ(UNTAPPD)を目指したから、達成してからはあまり飲まなくなっていた。久しぶりに飲もうかな。


改めて味わってみると、〈Heartland〉はおいしい。料理の味を邪魔しないスッキリしたビールだし、一般的な大手ビールメーカーのラガーよりジリジリ感がソフトでクリアな気がする。
お気に入りのカプレーゼとHeartlandの後は、スモークサーモンにしてもう1杯Heartlandをいただくことにした。
どの料理にも合うというのは重要だ。大変濃厚で個性の強いヘイジーIPAや、甘さやお酒感の強いダークエール、サワー感が強いサワーエールなどは、料理を選ぶ時もある。


ハッピーアワーが終わりになったので、最後にもう一回カプレーゼを食べて終わりにすることにした。ハッピーアワーで安くならないクラフトビールを飲むことにする。
『Tap Marché』というキリンの取り組みは、様々な店舗で気軽にクラフトビールを飲めるので有難いが、どこに行っても割と同じビールになるのでわたしはあまり飲まなくなった。繋ぐことができるビールの種類は相当あるらしいが、なぜか「また、これか」と思うラインナップになる。わたしの飲み歩く範囲は狭いので、その範囲内で流通しやすいビールということなのか、「関東」ではそれらが流通しやすいのか、理由は一般ドリンカーに分からないが。


『Spring Valley』〈香〉にした。このお店では、この後何ヶ月もずっと同じ4種類で、だいたいいつも〈香〉になった。


まだお腹に余裕があるので、『YEBISU BAR』に寄ることにした。4月の料理がおいしそうだったのだ。北海道をテーマにしていた。
アスパラガス、じゃがいも、帆立、大好きなものばかり。


アスパラガスをチーズと合わせ、湯葉で包んで揚げた料理は、軽く仕上がっていた。塩が添えられていたが、なくてもよい。アスパラガスもチーズも好き。こういう衣で揚げてあるのも好き。
もう既に飲んで来ているので、最初はビアカクテルにしてみた。何でもUNTAPPDに投稿したいわたしはビアカクテルをあまり頼まないことが多いが、ベースとなっているビールで投稿すればいいと考えるようになり、手が出しやすくなった。


じゃがいも大好きなので、皮ごとポテトのフライもいただいた。これはちょっと味が濃かったかな。
でも、ビールには合うということかもしれない。写真のグラスを見ると琥珀エビスにしている。わたしはこのビールが好きだ。アンバーエールで、小麦感が少なく感じられるからだと思う。


通常のエビスビールも注文してしまい、生帆立をいただく。いくらをトッピングして食べられるという贅沢な料理。
いくらと合わせると食感が良かった。しかし、なくても素晴らしさに変わりはない。やはり帆立はおいしい。まして、北海道の帆立は一段とおいしい。
もう一皿と言いたいが、さすがにお値段を考え、控えた。


最後はペンネで炭水化物を摂取し、締めることにした。ごちそうさまでした。


この日の結論は、「料理がおいしい店はいい!」ということ。
「おいしい」の意味は、ビールに合う・ビールを邪魔しない・リセットになる・ビールと相乗効果でどちらも一層楽しめる、など。
どのお酒でも同じことが言える。もしスッキリゴクゴクの大手ラガービールだったら、また少し違った料理がいいと思うかもしれない。ワインで食べたい料理もある。日本酒で真価を発揮する酒肴もある。
――ワインの合う料理は、選びようによってはクラフトビールでもいいとわたしは思う。クラフトビール好きはワイン好きになりやすい(と思っている)。わたしのクラフトビールは、日本酒とは少し離れている。
周囲の人で言うと、飲み仲間ケイさんはクラフトビールの世界に誘ったらワイン好きになった。同僚のコヤマさんは日本酒に強く日本酒好きで、一緒に日本酒を飲みに行って「合うなぁ!」と思う酒肴はクラフトビールのときは要らないかなと思うものもある(自分は)。


気合を入れてお酒を飲むとき、そこにペアリングやマリアージュが存在していてほしい。


(ワインではよくマリアージュという言葉が使われており、クラフトビールではペアリングという言葉をよく聞いていたが、最近はそれらに新たな分かりやすい定義をしようとしているようだ。


ペアリングとは、相性の良いワインと料理を組み合わせること
料理一品ごとにワインを変える
マリアージュは、2つの異なるものが組み合わさることによって新しいものを生み出すという意味がある
(@ワインショップソムリエ)


ワインペアリングとマリアージュという言葉は、レストランやワインの世界において意味合いの違いはほとんどない
マリアージュとはフランス語で結婚を意味し、お互いが最高の状態で調和している・溶け合っている・ハーモニーを意味する
最近では、結婚が必ずしもゴールではないという観点から、ペアリング:組み合わせという言葉が主流になった
(@ワイン専門店 THE CELLER)


なるほど、最近は言葉の使い方も変わってきているのね。
ともあれ、料理とお酒は素晴らしい相乗効果を発揮する時がある。逆方向に働くことも時折ある。


今日はいいマッチングを楽しめた。ごちそうさまでした。

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