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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2023.09.19|お休みを取った日、高田馬場へ② ベアードタップルーム


ふらふらと『Baird Beer』のタップルームに吸い寄せられ、路地を少し入ったところで階段を昇る。
懐かしいな。このお店はビアパートナー シキさんが好んで何度も通っている話を聞いて、憧れて自分もひとりで入ってみたお店だ。日本の居酒屋らしいフードメニューを出すことをコンセプトにしているところが、渋い大人のシキさんの好みに合ったのかもしれない。
わたしも何度か通ったお店だ。その後、『高田馬場ビール食堂』にも行くようになり、最初にそちらに行ってしまうとそれだけで酔ってしまうので、ベアードに行く機会が減っていた。
変わっていない階段を昇りながら、感慨が湧いてきた。


もう充分飲んだので、ほんの1杯のつもりだった。
だが、久しぶりで気持ちが高揚していたことと、スタッフのお兄さんと少し会話したら楽しかったことで、ついあれこれ飲んでしまった。接客の相性ってあるよなぁと思う、自分の場合は。
ひとりだったのでカウンターに座ったため、タップからビールを注ぐスタッフの方がすぐそこに見える。注文したビールを出してくれるとき、ちょっと話をしたりする。もう既に前の店で酔って気分もフレンドリーになっているので、お兄さんのビールやお店の話が一層楽しく聞こえる。


この日のタップリスト:
NEW! ブルワーの悪夢 ライIPA<2023>
1Aged(1年熟成版)
ブルワーの悪夢 ライIPA<2022>
アジアンビューティー びわラガー
日本物語エール
がんこおやじのバーレィワイン
Limited!! NT15 ベアード バルティック ポーター
四姉妹スプリングボック
Real Ale On Hand Pump:BaBa Oatmeul Smoke Porter


結局、全部飲んだと思う。写真を見る限り。
しかし400mlと200mlのうち小さいほうにしていたり、テイスティングセットを利用していたり、自分にしては節制している。大事なMonkishの缶を持ち帰るミッションがあったからだろう。


〈アジアンビューティー びわラガー〉は、まだわたしがクラフトビールをよく知らなかった頃に渋谷の商業施設ヒカリエの中のお店で飲んだビール。
自分の勉強のため、ある研修に行った帰りだった。壁で仕切られておらず、ふらっと入れる感じのお店だったので入ってみた。当時まだコロナ禍も全然始まっておらず、シキさんが出張帰りにかっこよくクラフトビールを飲んでいる様子をグループLINEに入れているのを憧れの目で見ていた。非正社員の自分には「出張」というだけで憧れや自己卑下や忸怩たる思いなど、いろいろ湧くのだ(言う人によって憧れになったり、どうせわたしはという否定的な思いになったりする。)
どこかに研修に行ったりしたときは自分もそういうことをしてみよう、と思っていた。
「びわ」という単語に惹かれて飲んだ。


〈ブルワーの悪夢 ライIPA〉は、ボトルでも飲み、沼津のタップルームでも飲んだ。このビールは好みで、いつも4.00以上をつけていた。ボトルであっても生であってもおいしかった。
初めて飲んだのはビアパートナー シキさんと結成していた“ビール研究会”。ひとりで家で飲んだこともあった。“いつメン”グループで静岡ドライブに行ったときも、みんなで飲んだのじゃないかな。
それが2022と2023、1年熟成版と今年版を飲めるなんて、どちらも飲みたくなる。


〈がんこおやじのバーレイワイン〉は、夫と母とで伊豆長岡から修善寺を巡った旅行で見かけて、持ち帰った思い出がある。
散策をしていたら、広場のテントで売っていたので、ベアードのバーレイワインがある! と買った。持ち帰って、次の“ビール研究会”で飲んだ。


〈四姉妹スプリングボック〉も思い出がある。
ボックというスタイルを知らなかったわたしは、ボックというビールを初めて飲んだとき特徴や良さを把握できなかった。一緒に飲んでいたシキさんが「おいしいね」と言い、どういうふうにおいしいか感想を言っているのを聞いて、なるほどと思いもうひと口飲んでみたら「本当だ!」と思った(単純)。
このベアードのスプリングボックも一緒に飲んだ。懐かしい。


飲みながら辺りを見回していたら、気づいたことがある。
ハンドポンプが稼働している!!


シキさんはベアードのタップルームのハンドポンプを愛していた。「リアルエールが飲める」とよく言っていた。
沼津のベアードタップルームでリアルエールを飲んだが、わたしにはリアルエールの良さを理解するのはハードルが高かった。今も高い。飲み友タカさんは分かるらしいのに、なぜわたしにはまだ分からない?
コロナ禍になり飲食店が大打撃を受けていた間、この店のハンドポンプは凍結されていたことがある。シキさんは非常に残念がっていた。
ハンドポンプが再開しないうちにシキさんは遠隔地に行ってしまった。今、一緒に飲めたら!!


思い出を懐かしんで、ハンドポンプを飲もう。
まだまだよく分からないが、いつかわたしも「リアルエールっておいしいよね」と言いたい。


そして、やはり飲まずにはいられないのが〈NT15 ベアード バルティック ポーター〉だろう。
「中目黒タップルーム15周年を記念して作られた超限定ビール!」とのこと。「ラガー酵母を使用し低温で発酵・熟成させることで滑らかな口当たりと複雑なアルコールフレーバーを実現」だそうだ。
このビールと、ブルワーの悪夢ライIPAの2種を飲み比べセットにした。


少しのつもりがたくさん飲んでしまった。小さいサイズにしておいたといっても、前のお店からの蓄積もあるからかなり酔った。


ごちそうさまでした。スタッフのお兄さん、上手に酔客の相手をしてくれてありがとうございます。
久しぶりにここの雰囲気を味わうことができて、嬉しかったです。
リアルポンプが復活していて、嬉しいと同時に、一緒に飲む相手がいないことを実感して少し寂しくなりました。
また来たいです。


最近遠出して店飲みすることが激減したから、いつになるかな。


End.

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