2023.09.09|今日もまた有料試飲会
この日はちょっと、有料試飲会に行こうか行くまいか迷った。なんだか気が乗らなかった。コロナで休んでいてだいぶ疲れはリセットされたとはいえ、日常が始まるとそれなりに調子は停滞する。日常が始まってしまうと、やりたいこともやれなくなるし、週末は時間がないという思いに囚われる。
ぐずぐずと出かけるでもなく家にいたが、16時を過ぎてもまだ思い切れていないので、行くことにした。
試飲会は19時までといつも書かれている。それがラストオーダーなのか、退店時間という意味で考えるべきなのか、分からない。間に合うかな。
17:35、店に着いた。一応、試飲会の黒板は外に出ている。
2人連れのお客さんがいる。酒屋のお兄さんがいる。
お兄さんは、わたしを見て「あ」と言った。そして、2人連れのお客さんに言っている。「すごい。おひとり来たので、いいですよ、できます」
つまり、どうやら、開けていた試飲用ボトルが2人連れの前のお客さんで終わっていたらしい。新たに6種類を1本ずつ開けたとしても、どうやらここでお客は打ち止めっぽい。ということで、断られているところだったらしい。断りの説明の途中でわたしが入って来たというわけだ。
3人いるならということで、試飲をさせてもらえるというわけ。
この日、その後もお客が複数組やってきて、結局お兄さんはもう1本ボトル(ビール小瓶)を開けていた。
今日は遅くまで人が来る日だったんだね。
そういう事情があったので、わたしの前にいたお客さんとお兄さんとみんなでときどき会話したりしながら、試飲会を進めた。そのうち他にも人がやって来て、誰かが来ては、他の誰かが去る状態で盛況だった。
そういう雰囲気の中で、この日試飲したビールと、その後に生及び缶で飲んだビール。
①松本ブルワリー:9:23(ケルシュスタイル)
②くにたちブルワリー:13:45(ビター)
③忽布古丹醸造:ルプリローバーバリア(German Style IPA)
④忽布古丹醸造:epitta -エピッタ- 2023 Ver.(AKIRA STYLE IPA)
⑤サンクトガーレン:FRESH HOP IPA(IPA)
⑥宮崎ひでじビール:栗黒 -くりくろ-(ブレバードスタウト)
ボトルを角打ち → 志賀高原ビール:Fresh Hop IPA
生タップ → 志賀高原ビール:IPA
缶を角打ち → Egret Brewery:IPA
毎週末1種つながっている生は、今日は『志賀高原ビール』のIPAだという。
同じ志賀高原ビールのFresh Hop IPAのボトルがあるというので、角打ちさせてもらい、飲み比べ。グラスを貸してくれたので、かっこよくグラスでいただいた。
ショーケースを眺めていて、持ち帰って大事に飲みたいかどうか分からないが、試してみたいと思ったイーグレの缶も、その場で角打ちさせてもらった。
だから1時間以上いることになった。
あまりよく知らなかったEgret Brewery、酒屋のお兄さんが「イーグレのIPAが入ってますよ」「イーグレは――」と話していたので、飲んでしまったし、自分も知っているかのように“イーグレ”という読みが頭に入った。
姫路のブルワリーだそうだ。
缶がスタイリッシュで渋い。
こんなに飲んじゃった! これが地域コミュニティスーパーの怖いところ。話に花が咲き、次から次へと新たな話し相手がやってきて、みんなが長居してしまう。そしてそんなとき、わたしは飲んでしまってお会計もかさむ。
そろそろ帰ろう! ごはんの時間に間に合わない!!
なぜか、試飲会の終わり時間に近くなるほど賑わってきている日だった。

