2023.08.12|ひとりぼっちの三連休③ タルトをいただきに
なんといっても電車で行かなければならない点がハードルなのだと思う。
小さいお店なので、席が空いていないかもしれない。近ければ「空いてなかった~」と帰ってもいいが、ここまで行って座れなかったらガックリだ。だから開店時間に到着するように出かけて行く。12時だ。
もうひとつ、早い時間に行く理由は、タルトがなくなっていることがあるからだ。生のフルーツなども入っていたりする甘くないタルト。作り置きがあまりできないから、その日の分が売り切れたら終わり。ここまで来て売り切れてしまっていたら悲しい。
12時に着くように家を出る。その場でタルトを食べてビールを飲んで、おいしいからもうひとつタルトを注文してしまってまた食べて。
家に帰ると15時や16時くらいになっている。11時から16時くらいの一日のちょうど真ん中を使い切る。
これで一日が終わったように感じてしまう。出かける前にたいしたことをしなかった。帰ったら酔っていてうとうとしたり、ドラマや映画を見たけど翌日ストーリーを覚えていなかったりする。わたしの昨日って、何かしら生産的なことをしたのかな? と翌日思う。
終わってしまってもいい、そういう日があってもいいと思えばいいのだが、貧乏性なのだ。それに平日を使う元気がもはやないので、「これをしよう」と思っていることが休みの日には大抵ある。だから一日の真ん中の飲み予定はなんとも言えないのだ。いつも後から後悔してしまう。
特に2023年度は懸案事項を片付けようと思っていた。この『Beer Journal』のStage2を書き上げたかった。手を付けかねて、Stage3の方が先にできてしまったという――
可愛い店主の女性がお店を開けてくれて、席に座る。お水を飲みながら、少しゆっくりする。8月の炎天下をやって来たのだもの。
この日はタルトが3種類もあった!
嬉しい悲鳴。どれか2つ、と思うけど、迷う。結局、全部食べてみた。
ここはキリンタップマルシェが入っている。いつも4種類くらいのクラフトビールがあるが、あちこちで飲み過ぎて知らないビールはめったにない。
あ、今日は『伊勢角屋麦酒』〈ヒメホワイト〉がある。生で飲んだのはずっと前だなぁ。ビアパートナー シキさんがいなくなって、伊勢角屋さんのタップルームにも行っていない。
あとは、わたしの定番中の定番だけど、〈インドの青鬼〉にしようかな。缶でよく飲むだけでなく、タップマルシェでも全部飲んだことがあるラインナップだったらこれにすることが多い。
りんごのコールスロータルト × 伊勢角屋麦酒:ヒメホワイト
グリルドチーズのタルト × ヤッホーブルーイング:インドの青鬼
桃のタルト × VOCATION:LIFE & DEATH
可愛い店主さんがいろいろ話してくれて、それもあって長居した。
お店のお客さんであるライターさんがUCHU BREWINGに行ってきたときの話とか、どういうビールがおいしい・流行りだとか。
UCHUのビールはなかなか手に入らないというが、個人で買うときは意外とビアパブやビアバーのショーケースで見ることもある。そんな話もついしたり。
タルトが3つだったので、タップマルシェではなく缶ビールをいただくことにした。
このお店はいろいろな缶クラフトビールも揃っているのだ。買って帰ることもできるし、その場で飲むこともできる。
『VOCATION』のビールだった。〈LIFE & DEATH〉というビールで、スタイルはCLASSIC IPAとなっている。店主さんが「LIFE & DEATHっていう名前がすごいなと思って」と言っていた。そうですね。ちょっと飲むのが怖くなるような。
タルトを撮っているわたしに、可愛い店主さんが「いつも写真を綺麗に撮られるから」と言ってくれたけど、下手なんですよ。構図とかうまくできないし、いい感じに切り取ったり、似合う効果をつけたりできないんです。
ま、いいんだ。これは記録だから。何を飲んだか、何を食べたかを思い出すためのライフログだから。
すっかり長居してしまった。ごちそうさまでした。
タルト、テイクアウトしてもいいですか?
大好きな桃のタルトをもう一度食べたい。炎暑の中家に持ち帰った時点でだいぶおいしさは落ちてしまうと思うけど。
また来ます。いつかね。
To be continued…
