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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

2024.01.29-01.31|春が来た③ エルビスジュースと春の香り


春を感じる1月の終わり。


『羊蹄山麓ビール』を買ったときについでに買ったスコーンは、やわらかめのタイプで、味が良くて気に入った。ちょっと高かったけど、もう一度買うことにした。
悪魔のお菓子のようにやみつきになるというような名前だったお菓子も買ってみる。触れ込みがすごかったので、おいしいけどそこまでやみつきになるかな、という感想になった。名前で惹かれるのは確か。あとは好みなのだと思う。こういうお菓子、自分はふだんあまり好んで食べないと分かっていたのだから、名前のおかげで買ったなら成功なのだろうな。おいしくなかったというわけでもないし。


通りすがりのビール工房跡地、『BrewDog』〈Elvis Juice〉があった。
スーパーでもよく見る缶ビールだからもちろん飲んだことがあったが、生で飲んだことがない。一度飲んでおこう。このビールの缶は、値段が高くないのにおいしかったので、わたしのクラフトビール初期の頃よく飲んでいた。
大きいサイズで飲もう。


あちこちの駅によくあるロクシタンの店舗、たまに立ち寄る。
新しい香りが出ていて、テスターの香りをかいでみると春らしい爽やかな香りだった。いいな、これ。
年末に一緒に飲むはずが、相手の急な予定変更でつぶれてしまったのだが、リスケジュールした再会がまもなくある。
楽しみでいい気分だったので、ハンドクリームを買ってみた。まだ冬だから手はガサガサ。むくんでしわにもなっていて、血行が良くないのか赤黒い。春らしい香りで覆いたい。
もうひとつ、チェリーブラッサムの香りというのを紹介され、それもよかった。春を待つ間に使ってみようかな。


この一年頑張った転職活動は、どうもうまくいかず、どうやら無理みたいだ。
それは、転職すると宣言した人には既に謝った。みんなにとっていいようにという思いもあったのだが、力不足だった。
活動をしてしみじみ分かった。自分の価値はそれほど高くないということ。ごめんね。
これからも探してみようとは思う。自分のために。でも、これまでのような、なんとしても転職したいという思いではなく、ゆるやかなスタンスで。やりたいと思う内容で、条件もそれほど妥協せずにすむならダメ元で応募してみる――という気持ちで。


一番使っていた転職サイトは、応募して選考に落ちた連絡が来た企業が「あなたへのオファー」として送られてくる。また、「あなたが希望している職種の求人」として送られてくる。「あなたにマッチする求人」としても送られてくるそれを見るのもちょっとした苦痛だった。そういう企業が何社もあったのだ。
毎日何通も来るメールやリクエストを見て、「もう応募して落ちてるし」とちょっと苦い思いを一日に何度もする、そのちょっとした苦痛の積み重ねもボディブローのように効いていた。


最後まで引っかかっていた2つの求人のうち、1つは1月の間に結論が出た。
もう1つは、一次面接のときに聞いた内容が自分に合わなかったが、最後までやってみようと思っている。落ちておいたほうがスッキリするから。これからも絶対、今の会社を辞めたいと思う時は何度もあるだろう。そのとき「もし、あのまま活動を続けていたら」「でも、ちょっと厳しい条件だったし」「それに、続けていても受かったとは限らないし」とぐるぐる思わないために。
これまでの活動を振り返れば、採用はされないだろうと想像できる。そういう結果をちゃんと受け止めておくことが、前を向くために必要だと考えていた。


失意の春。
失意も人生の重要なアイテムなのだと知る春。


さあ、帰ろっと。

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