2024.03.14|ホワイトデー、ひとり店飲みですごいビールをいただく
ホワイトデーの木曜日、Xで見たすごいの飲みに馬場へ。
『高田馬場ビール食堂』のX投稿を見ていて、またしても大人気ブルワリーのビールが登場したことを知ったのだ。これはやはり行ってみなければ。
朝、通話で少し話したビアパートナーからは、「馬場に行くかどうか迷ってる」と言ったら、「大丈夫かなぁ?」と。1ヶ月半前の痛々しい姿を知っているから、そう思うのも無理はない。
前日話したとき、夫からは「今日は自分も遅くなるから、楽しんでくればいい」と言われた。夫は1ヶ月半前の痛々しい姿だけでなく、手術の前後やその後も続いた固定の毎日も見ているけれど、止めはしなかった。諦められているのかもしれないけど、お互いのやりたいことは止めない。
で、結局は自分なのだ。自分がどう考え、決めるか。
職場から帰る間際に、よし!行こう!やっぱり行こう!と思った。
さて。馬場に来た。ちゃんと無事に帰りたい。
それに、明日の朝は早く起きて、応募書類の書ききれてない職務経歴部分を書いて、メールを送りたい。受かると思ってないけど、「あの時応募していたらもしかして…」という後悔を避けるため、こんな行きたい案件には応募しておこうという企業。ホントに、後から後悔しないために必要なのだ。あの時応募していてもダメだったと分かっていないと後悔が大きい。
ここに来ちゃったら今日はもう無理だし、明日の朝もどうなることか。締切は明日の朝10時。
でも、来てしまったから、とりあえず飲もう。
UNTAPPDのマイクロブルワリーTOP10に入るという、『Root +(アンド) Branch』が目的。そんなすごいブルワリーのビール、〈Strike Gentry〉と〈IPA〉。今、樽生で飲めるのは2種。
飲む際の工夫は自分なりにいつも考えている。目標はブラックアウトしない範囲で飲むこと。なかなかうまくいかなかったけれど、気持ちを新たに再チャレンジ中。健康のためではなく、依存しないため。
お店での工夫は数を飲まないか、1杯ごとの量を減らすか。家での工夫は、数を飲まないか、時間をかけるか。
この日は固定が取れてまだ10日くらいしか経っていなくて、左手はあまり力が入らない。親指はほとんど動かせない。なので、『Root + Branch』だけにしようと思っていた。
お店の方に『Root + Branch』を飲みに来たと話す。今日の2種なら、こっちが先の方がいいと言われて、〈Strike Gentry〉チョイス。
素晴らしくクリアな色と味と香り。そして、素晴らしくおいしい!
信じられん!! これ、おいしい!!
ゆっくり飲んでいる間に、やはり食べたくて時間のかかる〈鎌倉野菜ときのこのロースト〉を注文。時間かかるから、ゆーっくり飲む。
でも、酔う。
ここのところ、飲み過ぎたりしてなくて(比較的)、肝臓に耐性がない。酔う。
酔ったけど、飲み終わりそうになってもまだ鎌倉野菜は来てないし、どうする?! 目的のブルワリー以外のビールも飲んじゃう?!
で、インターバルに『TOTOPIA』のクロスフォビアを注文しちゃう。でも、小にしておいたのは、自分としては上出来。
他に注文した九州産鹿肉のローストも来た。飲み終わってしまい、迷った挙句、結局またインターバルとして『Goal』〈Rollin’ on Wats〉を。
〈ビール衣のフィッシュ&チップス〉も来た。
トトピアもゴールも小にしたけど、最後まで意識を保っていられるのか?
いられるんだけど、明日は忘れてるから問題なんだよな、としみじみ振り返ったり。
そして、ついに。
『Root + Branch』〈Straight to hell〉。
うん、ヘイジーな重いIPAだ。
この日のわたしは、最初に飲んだ〈Strike Gentry〉が素晴らしかった。
ヘイジーなIPAは日本のブルワリーからたくさん出ていて、やはり酒屋でもビアパブなどのお店でも国内のビールは多く置かれている。「美味しいなぁ!」と思うビールとの出会いが多いジャンルで、それが当たり前になってしまったようだ。
これを飲んだのが、4年前のクラフトビール飲み始めの頃だったら、わたしは大いに感動しただろう。
日本人の国民性として、ワザを極める傾向、完成度を高める傾向がある。それが日本の工業製品やものづくりの到達度を高め、グローバルに認められている。それがビールにも言えて、日本は今、素晴らしいヘイジーIPAで溢れている。
今日飲んだこのビールを「おいしいなぁ!」と思えども、「こんなの飲んだことがない!」「なかなかお目にかかれない!」とまではいかない。
今日のわたしでなく、3ヶ月前のわたしだったら、「もう一度さっきの〈Strike Gentry〉を飲もう」と注文していたかもしれない。だが、我慢した。
結局、『Pohjala(プヤラ)』〈J a tku Leiba(ヤックレイバ)〉も諦めきれなかったからだ。スタイルはBAインペリアルポーター。
1.ポーターはなかなかお目にかからない。(スタウトの方が多く出会う)
2.わたしはポーターが好き。
3.樽熟成のポーターは初めて。
4.BAでインペリアル、樽はバーボン樽とアメリカンライウイスキー樽だそう。
ポーター、諦めきれません。お願いします。
前にBottle Logicのスタウトやバーレイワインにバスク風チーズケーキを合わせたらとてもよかったので、今回もスイーツを合わせようかな。
注文を聞いてくれたスタッフさんに「何かスイーツを合わせようかと思う」と言ったら、「ジェラートはどうですか」と勧めてくれた。では、それで!
あー。
さすが。ビール食堂のシェフ。
そして、スタッフ同士がコミュニケーション取ってる(であろう)お店。
勧められたのは良かった。バスク風チーズケーキより、ジェラート。ジェラートの中でも、フランボワーズではなくバニラ。
うん。これを合わせて良かったと思う。
料理もビールも、単体もペアリングも、すべておいしかった。これがビール食堂の真骨頂だと思う。
さ、帰るか。
ごちそうさまでしたっ!

