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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

クラフトビール有料試飲会


実はこんなところにこんな酒屋があった、ということに、先月くらいに気づいた。通りかかったら、中にはお客さんが何人もいて、賑やかだった。お店の外に試飲会の看板が出ていた。
「へぇ~、試飲会やってるんだ、だから賑やかなんだな」と思って近づいてよく見てみると、何週目の週末かによって「日本酒試飲会」「ワイン試飲会」「クラフトビール試飲会」を開催しているもよう。
クラフトビールの試飲会って、初めて聞いた。そんなのがあるんだ!!


「クラフトビール有料試飲会」と書いてあった。日本酒やワインは有料なのか無料なのか不明。
夫に試飲会をやっている酒屋さんを発見した話をして、「どうやってやるんだろう? 日本酒やワインなら瓶だから想像できるけど、ビールを開けちゃって、次のお客さんが来るまで時間が経ったら困るもんね」と言っていたのだが、実際に行ったところ、ボトルビールで行っているようだ。クラフトビール担当のお兄さんの話を聞いていたら、「最近、缶で出すブルワリーも増えてきて、試飲会で出せるボトルビールが少なくなってきている」というようなことを言っていた。
ボトルだったら、ボトルストッパーを使うことができるものね。(「ボトルストッパー」という名称は、今調べて知った。栓抜きみたいなやつ。)


ネットを見ていてなんとなく感じたこと。店主さんがこういうイベントを開催するのがお好きなのかな。シニアソムリエを持っている店主さんが和歌塾を開催していたりするようだ。



クラフトビール有料試飲会は第二土日だと分かり、行ってみた。
その日、午後になってだんだん疲れてきて、何もしたくなくなった。家にいてもやろうと思っていたことが進みはしないだろう。「ちょっと有料試飲会行ってくる」と夫に言って家を出た。


900円で6種類のビールを試飲できる。ビアスタイルの説明も図付きで説明されていて、分かりやすかった。
30mlってどのくらいか想像できなかったけれど、グラスに入れてもらうと「そんなに少なくない」という印象。ヤクルトの1本が65mlなので、その半分くらいということになる。
思うに、幅広くないグラスに注ぐことで、香りが散らず飲む際に鼻に届くのかも。そして飲む時も、プラスチックカップよりグラスの方が少しずつ口に入っていく。だから「そんなに少なくない、これで900円なら安いなー」と思えたのかも。
グラスを使うことで手間はかかるかもしれないが、試飲なのにいい気分で飲むことができたし、香りや味を楽しめた。有難い。


この日のラインナップ:
志賀高原ビール:Shigakogen PILS!?(ピルスナー)
志賀高原ビール:Shigakogen HELLES!? (ヘレス)
志賀高原ビール:India Miyama Lager(Cold IPA)
くにたちブルワリー:富士見通りStruttin’(West Coast IPA)
NOMCRAFT:スクイッドパーティ(IPA)
NOMCRAFT:This.is.300!(Juicy Red IPA)



担当のお兄さんは『志賀高原ビール』が好きだと言っていて、今回の試飲には志賀高原ビールが3種入っていた。志賀高原ビールって、人気だよね。


『くにたちブルワリー』、くにぶるは大毬(おおまり)さんに連れていってもらった。
青色の綺麗な絵が描かれたラベル。


そして、『NOMCRAFT』、今あちこちで聞くし、ビアバーやビアパブのビールリストに見かける人気ブルワリー。でもあまり飲んだことがなくて、試飲できるの、嬉しいな。
担当のお兄さんは、NOMCRAFTも推していた。


最初、お兄さんはスタイルの説明などをしてくれていたけど、飲み終わる頃にはブルワリーに行ったときの話になっていた。
わたしが「先日、松本に行って、そのとき飲んだスコッチエールがよかった」という話をし、ショーケースに『松本ブルワリー』〈Castle Stout〉はあるけれど、スコッチエールはないので残念と言ったら、「タップルームはどっちのですか?」と聞いてくれた。「本町でした」
『松本ブルワリー』にはよく行くのだそうで、その時のことを話してくれた。



試飲会の日は、生で飲めるビールも1種あるそうで、それも1杯注文。
小さな白い箱みたいなところにタップハンドルがついていて、こんなのがあるのか~と感心。


後から分かるように、そのビールの缶を借りて、写真を撮らせてもらった。
『open air × NOMCRAFT』〈beach hoodie〉というビールで、スタイルは「west coast pilsner」と書かれていた。水色の背景に黄色いパーカーの絵で、可愛らしかった。



担当のお兄さんは、いろいろなブルワリーに行っているようだ。どこかのホップ収穫祭イベントにも行き、家族連れなどと一緒にホップ収穫作業をしたりしたという。
ブルワリーやブルワーさん同士、ブルワリーやブルワーとクラフトビアバーやビアパブのつながりだけでなく、酒屋さんとブルワリーのつながりも広がっていくのかなぁ~と聞いていて思った。


話が面白かったので、1缶買ってその場でテイスティングさせてもらうことにして、『Y.MARKET BREWING』〈MEITEI KING 2022〉を選んだ。
これがヒット。わたしの好みだった。甘くて、おいしい。そして、酩酊する。ホントに、酩酊キングだ。見たら、ABVは10.5%だった。10.5%を、甘くてコクコク飲んでしまうから、酩酊必至なのだ。


ヤバイ。この1本で帰らないと帰れないかも。


お店は人気で、わたしが入って行ったとき、2名の淑女が試飲会で飲んでいた。わたしが試飲している間に、別の2名の明朗淑女たちがやって来て、ショーケースを物色、「今日の試飲は何? 今日また来られるかどうか分からないなぁ」と言いながら帰って行った。そして、わたしが〈MEITEI KING〉を飲み始めた頃、ご夫婦が入ってきて、試飲はしなかったが、ショーケースからいくつものクラフトビールを取り出し、レジで支払って帰って行った。


「もう1本何か飲む!」と言い出さないうちに、わたしも自分が買って帰りたいビールをカゴに入れることにした。


お、重い……


ごちそうさまでした!!
また試飲会来てみたい。

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