予約時間は少し遅めにして休憩スペーステイスティング会をした。
そしていよいよ、本会に突入。
――なのだけれど、わたしはもうかなりアルコールが回っていた。

幸せな気持ちでピザのお店に急いで歩いていて、真っ先にお店に入って「時間に間に合った！！」と満足したことを覚えている。
たぶん、その後もみんなと話もしたと思うし、おいしく食べ、飲み、笑ったりして楽しかったと思う。
ただ、年を感じる重さもだいぶ増してきた今年度、わたしはブラックアウトすることが多くなった。ブラックアウトとは、お酒を飲んだ翌日にはそのときの記憶がなくなっていること。これがあまりに頻繁であったら、依存症の心配があるので、注意しなければならない。お酒が強い人は依存症のリスクも高いという。確かに、ホッシーさんが依存症になるなんて想像できない。
今のところ、わたしのステータスは「問題飲酒はあるが、依存症には至っていない」なのだと思う。タカさんを失ってしまい、“いつメン”も離散状態の来年度は、少し飲酒回数を減らす取り組みをしてみよう。

さて、そんなわけで、0次会の思い出のほうが大きいのだが、いつものように写真が思い出を助けてくれる。
楽しく、機嫌よく飲んだらしい。
アルコールが入ると攻撃的になるときがあるが、日頃不満を感じている相手や、好きじゃないところがある相手に対して発動するらしく、好きだと感じている相手には発動しないと分かってきた。今後は、おつきあいで飲む以外は、あまり好きでない相手と飲まないように気をつけよう。
“いつメン”は第二の家族、大好きな人たちだから、きっと大丈夫だったろう。

このお店のピザ、よく覚えていないので、4月になって落ち着いたらまた行ってみようと思う。
翌日会ったタカさんは言っていた。「昨日はだいぶ効いたんじゃないですか」
「効きました。ピザがおいしかったかどうかも覚えてません」
「おいしかったですよ。しらすのピザが、静岡を思い出させて、おいしいなと思いました」

“いつメン”で出かけるのも最後だったのに、最後のお店をあまり覚えていないとは。

でもまた、いつか、みんなでどこかに行きましょうね。このメンバー全員が集まれる日がいつ来るか分からないけど、来ると信じて。