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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

ラストドライブ⑩ お昼はほうとう


ほうとうが有名らしい地域に入ったのかな。お任せだったので、よく覚えていない。
タカさんとケイさんはお店を検索し、口コミをチェック。しかし、人によって好みも感想も異なるので、選ぶのは難しい。しかも、1軒1軒についているレビュー数は、Amazonの商品への評価などと比べて当然かなり少なくなる。好みや感想が違っても、評価している人の数が多いと少しは傾向が分かるのだが。


ふたりの検討の結果、店が決まった。ホッシーさんはお店の駐車場に向かう。
車を停めて、辺りを見回したがお店がよく分からない。民家な造りのお店は見分けが難しい。やはり、そこに見える家がお店なのかな?


お店は休みだった。臨時休業なのか、定休日がネットの記載から変わったのか、よく分からない。
とにかく今日はやっていないことが判明したので、別のお店を急遽探す。


見つかったのは、古民家カフェというか、古民家ほうとうレストランだった。
立派な日本家屋で、由緒あるお宅のお住まいかと思ったら、中ではほうとうを食べられる。2021年度の夏にいつメンで行った秩父のおそば屋さんに似てるな。古くからの立派な民家が残っているような土地は、土地の名物料理の食事処に利用することが多いのかも。カフェやビアバーなどになることもあるよね。


人気のお店らしく、外で待っているお客さんも何組かいたので、わたしたちも外で待つ。ベンチや縁側に座って待つ人たち。奥庭の方を少し散策する人たち。
お庭を歩いたり、座ったりしているうちに、順番が来た。思ったほど待たなかった。



中に入ると、古くからの民家らしく、土間から座敷への上り口はとても高かった。年老いたら暮らすの大変。わたしは既に膝に故障を抱えてしまったから、上がるの大変。今回の旅は、老いたことを痛感することが3度あった。全部、膝。諏訪大社近くの古民家うなぎ家さんでの正座、松本城の天守への昇り降り、このほうとうのお店の玄関。
しかし、上がってしまえば、畳だけれどテーブルだったので問題なかった。ありがたい。


馬刺しがあると分かり、注文しようということになる。
せっかく山梨に来たので、ワインを飲もうという話になる。


ワインについて聞くと、ボトルが詰まったカゴを持ってきてくれた。これが今日のワインリストらしい。
ケイさんはワイン好きになっているので、お任せする。タカさんと相談してワインを選んでくれた。


選び抜いたワインは、ボトルで提供された。ドライバーのホッシーさんは飲めないけど、山梨なのでフルーツジュースを注文。


ほうとうメニューは。
野菜ほうとう、きのこほうとう、鶏肉ほうとう、豚肉ほうとう、特製皆吉ほうとう。
どうやら特製皆吉ほうとうには、野菜もきのこもお肉も入っているらしい。せっかくならそれだよね!とほぼ全員一致の結論。ケイさんは、若干渋りながらも、結局はみんなと同じにする。


他のテーブルに運ばれていくほうとうを見ながら、待つ。
いよいよやって来たのは、お鍋!
1人用より大きいよね?
特製皆吉ほうとうは、容器も普通に土鍋みたいだし、全部入っているし、大きかった。わたしはかなり大食漢だけど、朝ごはんもしっかり食べてるし、大丈夫かな。珍しく不安になる。


猫舌なので、皆を待たせずに食べ終わるか心配。ふうふう言いながら、必死で食べ始める。


わたしは、初めて大食い選手権をしている気持ちになった。
テレビなどでよく見る大食い競争系の番組、そこに出場している人たちって、こんな気持ちなんだろうか。
「端からとにかく食べていこう」と、ちょっと(だいぶ)必死な気持ち。
ほうとうが、これまた効く。小麦粉だし、分厚くてしっかり噛みごたえもあり、満腹感がすごい。かぼちゃ、おいしい。しかし、お腹ぱんぱん。嫌いなにんじんも、おいしく食べられる。しかし、お腹ぱんぱん。お肉も味がしみていていい。しかし、お腹苦しい。


いつメン伝説の全部入りほうとうだ。


マスカットジュースもおいしいんだけど、ワインも素敵なんだけど、桃ジュースも最高なんだけど、1ミリも余分なものが入らない気分。


はぁ〜、ごちそうさまでした!!
お腹が空っぽのとき、来てみたい。お腹ぱんぱんでもおいしかった!



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