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ラストドライブ④ 松本城


国宝 松本城に着いた! 諏訪大社を出たのが14時頃で、松本城に着いたのが15時頃。
場内に入って行きながら、タカさんは言う。「見るのにかかる時間は45分から60分とのことでしたから、それほど遅くならないと思います」――これは、松本城天守内の平均観覧所要時間のことだ。当然、人出の状況などによっても変わる。


天守内には靴を脱いで入っていく。
中を回って感じたのは、造りが大きいということ。階段の段差も大きいところがあったし、手すりは太くて持つというよりつかまる感じ。床もどっしりと重厚感があった。
まだ2月、暖房のない城の中は寒さを感じた。随所に小さな窓があることも要因のひとつだと思う。鉄砲狭間、矢狭間、などがあり、敵を攻撃できるようになっている。庭園が見える細い窓もいくつもあった。こんなふうに細い窓は、景観を楽しむためというより、見張りをしたり、状況を見極めたりすることに使っていたのかな、と想像。
松本城は鉄砲による攻防を予想して築かれた名城だという説明が書かれていた。松本城天守閣の鉄砲狭間は、広角度に重心を回して敵を狙えるように、正方形で、内側が広くなっているそうだ。


天井のてっぺんの方に、小さな神棚のようなものが見えた。「守護神二十六夜社」だそうだ。月齢二十六夜の月が昇る頃、二十六夜様が天守番の藩士のもとに現れ、自分を祀り、毎月の供物を藩士全部で分かち合えば御城は安泰、御勝手向きは豊になる」と告げた。翌朝そのことを藩主に言上して社ができて以来、明治維新に至るまでそのお告げを実行してきたのだそうだ。そのおかげで松本城天守は無事に今日に至っているのだとか。


天守4階には御座所があった。藩主様が座るってことかな?



上まで上るのはなかなか大変だった。ご高齢の方は、諦めようとしている様子も見かけられた。これは、わたしも今来なかったら上れなかったかも。この日でさえ、調子の悪い膝がちょっとばかり悲鳴を上げていた。
下に下りるのもまた、覚悟が必要だった。なんとか上って下りることができて本当によかった。


もし夫と一緒だったら、ひとつひとつの武器や城の造りの細部を丹念に見て、もっと時間がかかったかもしれない。
今回は、諏訪大社と同じで、「せっかく来たのだから!」と思い詰めすぎず、30分程度で見学は終わった。こういうのもいい。


天守を出て、庭園内を少し散策した。
水面の向こうの松本城は美しかった。


松本城はライトアップもされるようで、その日の夜は、これまで4回にわたりされてきたライトアップが30分ごとにいっぺんに見られる貴重な日だった。
でも残念――夜は飲み歩く予定だ。


諏訪大社と松本城という大物観光を終わらせたので、ホテルに行くことにした。


温泉大浴場がついているリーズナブルホテル、夫と2度ほど行ったドーミーインの松本バージョン。朝ごはん付きのプランで、楽しみ。


Let’s Go!


To be continued…

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