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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

ラストドライブ② お昼は諏訪大社の近くで


諏訪大社が近くなって、時間も12時になっているので、まずはお昼を食べようということになる。車の中では検索タイム。
諏訪湖ってどんな名産があるの? 「そばの店がある」「うなぎの店があります」「うなぎの店、多いですね」


これを書きながらお店について調べようとしたら、諏訪湖のうなぎは地元の名産品なのだと分かった。天竜川という川が、諏訪湖を源として浜松に向かって流れているそうで、浜松で生まれたうなぎの稚魚が遡上して諏訪湖で育ったりしていた。諏訪湖付近では昔からうなぎを食べる文化があり、岡谷という土地では参勤交代時代にその地を通る大名にうなぎを出していたという文献も残っているそうだ。
それほど歴史のあるうなぎなので、諏訪湖流。蒸さずに炭火で焼くことでパリッとして中はふっくらのうなぎになる。味つけはお店によって違い、関東風・関西風とは異なる(と説明されている)。


いろいろ知らなかった~~、そうなんだ。


たまたま入ったお店は、蒸してから焼いているスタイルだったらしい。でも、関東で食べるよりパリッとしていた。だって、食べた時、そう思ったもの。「香ばしい」って。


どのメニューを選ぶか?
うなぎを食べたい。おそばも捨てがたい。天ぷらもあるらしい。


ケイさんは、真っ先にシンプルなうなぎの膳を選んでいた。
メニューのトップには、いろいろ楽しめる膳が書かれている。「これはちょっと多すぎですよね」とケイさん。確かにね。
「でも、せっかくここまで来たのだから」
「天ぷらも食べてみたいですよね」
「天丼とおそばにも惹かれるし、でもそれはうなぎがない」
「うなぎは食べないと」
ケイさん以外は、天ぷら、お刺身、うなぎの膳にした。おそばは諦めた。


「え、私だけ? じゃあ、私もそれにします。デジャヴですね」とケイさん。
「極(きわみ)のね」と他の人も笑う。
静岡ビアドライブで、沼津の『いりいち』の海鮮丼、ケイさんは「特上でいいですよね」と言っていたが、ホッシーさんが「私はせっかくなので極にします」と最高額かつ最多の魚がのっている丼を選んだ。私もそれを選んで、タカさんも「私もそうします」と言ったため、仕方なくケイさんも追随(ついずい)した。あのときの思い出、デジャヴですね。


お店は古民家なのか、歴史を感じさせる建物で、雰囲気があった。
ただ、こういうときはテーブル席にしてもらったほうがいいと学んだ。前年度までは大丈夫だったと思うが、今のわたしは重ねた年がだいぶ足腰にきている。膝が痛いときに正座はつらいと判明した。というか、できなかった。たまたま端っこだったので、痛いほうの足を伸ばすことができて、秘かにホッとした。


食べながらタカさんは、「中学くらいの時、諏訪湖に来たことがある」と語り出した。実はタカさんは長野県の出身なのだ。
自転車で来て、おそばを食べて帰ったのだそうだ。「足がプルプルになった」と言っていた。
この旅では、タカさんの昔語りが何回か聞けてよかったな。


さて。おいしかった! お腹いっぱい。ごちそうさまでした。
諏訪大社にお参りだ!


お店の入口にカゴに入った甘平があり、1個500円、2個800円で売られていた。明日持ち帰るのに重くなければ買いたかった。うなぎ膳についてきた一切れがとても甘くておいしかった。


To be continued…



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