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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

That Moment with Beer

12月近くなって、タカさん邸で行われる「いつメン」の忘年会用にビールを買い込み始めた。これまでだったら、1種につき3本買えばいい。飲むのはタカさん、ケイさん、わたしで、ホッシーさんはいつもケイさんのグラスからひと口もらうだけだから。しかし、今度は5本ずつ買っている。そのために冷蔵庫を圧迫しまくっている。


友との再会を控えて、普段クラフトビールをまったく飲めない状態でいる友に、どのビールを持っていこうか迷っていた。


その場で飲める分をわたしが持ち込むしかない。かつてのおこもり飲みのように。持参できる量には限りがある。また、その場で消費できる量にも限りがある。あくまでも持ち帰れないのだから。


同じビールは2本ずつ余計に買っている。1本をテイスティングして、おいしければ1本を持参するリストに加える。そうでもなかったら、飲んでしまう。そういうつもりだった。
で、ビール用冷蔵庫が圧迫され、通常冷蔵庫にビールが氾濫している。
お片付けしなくては。



『BREWDOG』〈JACK HAMMER〉
このビールは、わたしはとても好きだ。スッキリしていて、苦み走っていて、おいしい。好み。最後の1杯にすることはあまりなく、前半で飲むビールだ。IBU200と書かれていても、IPAの苦みに鈍感なわたしには、バランスの中のひとつの味わいに思える。それが多すぎるとも思わない。おいしい。
4本くらいストックしていて、「もったいない気がするけど、でも飲まないと賞味期限が切れる」と少しずつ飲み、ようやくなくなってきた。



『BURNT MILL』〈CITRA FOG〉
あれ、これ、あまり気にせずに冷蔵庫に入っていたけれど、すごくおいしい! これ、友に持っていくべきじゃないかな。
UNTAPPDに投稿しようとしたら、前にも飲んでいたと判明したビール。飲んだのは高円寺の『シトラバ』で、わたしだけでなく友も高い点をつけていた。友が4点を超えてつけることはめったになかったのに、4点超えの点だった。
これは持参候補に入れておこう。




『BURNT MILL』〈HORIZON POINT〉
同じバーントミルで、そしてこちらはニューイングランドIPAなのだけれど、(わたしはニューイングランドIPAが大好きなのだけれど)、〈CTRA FOG〉のほうがわたしはおいしいと思っちゃうかなぁ。そういう好みなんだろう。
友がどう思うか分からないけれど、今は前みたいに冒険を一緒に楽しむことはできない。限られた本数なのだから、確実においしいものを持って行きたい。となると、友もかつて高い点をつけていたことが分かっているシトラフォグだよね。



『HOPWORKS』〈CRYO IPA〉
これ、最初飲んだとき、とても爽やかで好きなホップの香りだったのだ。今でもおいしい。
ただ――賞味期限あと1ヶ月半。友に持参するときには期限まで1ヶ月になっている。
以前にTwitterで「賞味期限が近づいてきたビールを消費したら、やはり風味が落ちていた」とツイートしていたビール猛者がいて、なるほどと思ったことがある。そして、ビールによってはかなり寝かせてしまった今年度、それは本当だなと思う。バーレイワインのように、いい意味で風味が変わるものもある。でもこんな爽やかなホップの香りは、鮮度が高いほうがいいと思う。



『BREAKSIDE』〈WONDER JACK IPA〉
これが、まさにそういうビール。
夏になった頃『ビール工房』でたまたま見かけて買って飲み、めちゃくちゃおいしいと思った。その後、ケイさんと一緒に立ち寄ってその場で一緒に飲んだら、ケイさんもめちゃくちゃおいしいと感動していた。
夏休みに友に会いに行き、一緒に飲もうと考えて、6本くらい買い込んだ。しかしその計画は、友の都合でキャンセルとなった。
ずーっと飲まずに保管していて、いつかその日が来たら持って行きたいと思っていた。でも秋深くなって1本飲んでみたら、風味は落ちているように感じた。以前の感動がなくなっていたのだ。
もう一度、こうして最後から2本目を飲んでみても、やはり以前の感動はない。やはりこちらは候補リストから完全に外しておこう。



そういえば、『最後から二番目の真実』という本があった。フィリップ・K・ディックのSF小説。フィリップ・K・ディックは鬼才だったと思う。
今、ディックの名前を度忘れして検索したら、「最後から二番目の真実 聖剣伝説」とか「最後から2番目の恋」とか出てくる。びっくり。
『世界の中心で愛を叫んだけもの』というハーラン・エリスン作のSF小説もあった。SF界の最高峰ヒューゴー賞とネビュラ賞をダブル受賞した作品で、呼んで感動した。だから「世界の中心で愛を、さけぶ」というタイトルを聞いたとき似ていて驚いた。今見ると「世界の中心で愛を叫んだネコ」というのも出てきた。
昔のSFのタイトルって、惹かれるものが多かったよね。

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