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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

ワイン巡り ④おまけのクラフトビール


ふと気づいたら、荻窪の街を歩いていた。中野から中央線に乗って帰ろうとして、荻窪でいったん降りたらしい。
前に荻窪付近でクラフトビールが飲める店を検索して、『ターコイズ』という店があることを知ったのだが、行ったことは一度もないまま。どうやらその店を見つけて、立ち寄ったらしい。


正直に言うと、翌日になってInstagramを見ていろいろ思い出した。投稿した覚えはないのだが、投稿していた。
Instagramを何気なく開いたら、「いいね!」があったようで、何日も投稿していないのになぜだろう?と見てみたら――投稿していた。なんだ、これ。
「荻窪にそんなお店があったんですね」「素敵なお店ですね」みたいなことを言ってくれている。ありがとうございます――酔って記憶もない投稿に反応してくれて。


それから写真を確認してみると、『ターコイズ』とビールの写真がちゃんとあり、少しずつ記憶がよみがえった。


「あ、このお店、こんなところにあったのか!」と思ったこと。
1杯か2杯だけにしよう、と思ったこと。(そして、実際に2杯しか飲んでいない。)
思ったより、昔の飲み屋さん風なお店なんだな、と思って、それはそれで親しみがわいたこと。ターコイズという店名から、洋風なお店を勝手に想像していたのだ。
近かったら、「帰り道で軽く一杯」みたいな使い方をしただろうな、と思ったこと。


食べたものはおいしかったし、飲んだビールもおいしかった。おぼろげな記憶だけれど。


またいつか、来たいな。
ごちそうさまでした。



後日談。この日、気づいたら最寄り駅の隣駅で、駅近くに立っていた。
翌月12月に大毬さんと会った時に聞いて知ったのだが、バスで帰ったらしい。「バスに乗るって言ってましたよ」と大毬さん。そうか、だからこの駅に降りたのか。そして、どういう経路を通ったかはともかく、バスだったから駅構内ではなく「ふと気づいたらロータリーだった」ということか。


隣駅だと分かって、「このまま歩いて帰ろうかな」と思ったが、そのとき気づいた。膝が痛くて立っていられない。歩くなんてとんでもない!無理!!
というか、駅構内までさえも行けそうにない。一歩も歩けない。


タ、タクシー!!


なんとか帰り着いたが、翌日は家の中でさえ、一歩も歩けないくらいつらかった。
実はもう2~3ヶ月、膝は痛かったのだが、痛いながらも日常生活が送れたので、そのままにしていた。前の年にも同じような痛みがあり、整形外科に行ってみたところ、小さな異常は認められたが大きな異常はなく、痛みを抑えるロキソニンテープをもらっただけに終わった。「まだ、今のところ、痛み止めの注射をするほどではないと思うので」ということだった。
そして、あるとき、突然のように治った。痛みなく普通に歩けるようになったのだ。あんなに長く違和感が続いたのに、なんだったんだろう?と思った。今度もそうかと思い、医者には行っていなかった。
しかし今回は、どうやら前とは違うらしい。


月曜に整形外科に行かなければ、と思った。去年行った整形外科は職場に近いところを選んだ。同じところに行こうと思うが、朝寄って、会社には遅刻して行くか? なんとか会社には行って、帰りに寄るか?
いろいろな事情を考え併せて、帰りに寄ることにした。夫が低山歩きに使うストックが1本余っているので、それを借りてなんとかそろそろと駅まで歩いた。職場の最寄り駅からはタクシーに乗り、職場から駅まで帰りはバス。帰りに寄った整形外科も駅からはタクシー(歩いて5分か7分くらいの距離なのに)。整形外科を出たところではタクシーがつかまらなかったので、なんとか駅まで歩き、最寄駅から家まではタクシー。本当に歩けなかった。


中高年の女性がよくなる膝だった。去年のも、そのなりかけだったのだろう。でも今年は、見せてもらったレントゲンにかなり大きく変な形のものが写っていた。
ああ、ついに。


年を取るって、こういうことか。

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