大毱さんと会うことになったが、なかなか日が決まらなかった。
なんていうか、土曜に集中しすぎていた。大毱さんは仕事の悩みが深刻になり、カウンセリングを受け始めていた。それが隔週土曜日らしい。わたしも土曜に2度ほど予定があった。たまたまわたしの空いていた土曜は、大毱さんが西日本のご親戚のところに行く日であったり、息子さんたちが家にやってくる日であったりした。

ここのところ、わたしの周囲は「飲むなら金曜か土曜」、休みの前の日でないと×という人が多い。土曜に予定があれば、その前の金曜はちょっと…ということも多い。
大毱さんは、以前は「夜なら休みの前の金曜、土日ならOK」だったが、新しいお仕事にも慣れて忙しくなっていき、「金曜であっても夜はもう無理、年齢的に体力がなくなってきている」「休みの日であっても日曜は無理、翌日仕事だから」と変わっている。この変化の中には、「日曜が早く終わるならいいが、わたしと一緒だと飲みが長くなり、解散が夜になる」という理由もありそうなので、土曜オンリーでも仕方ないと思っている。

大毱さんのカウンセリングが隔週土曜にあり、わたしも病院通いが土曜に入ったりして、そもそも都合が合う日も減る。そこに、それぞれの予定も入る。わたしはいつものメンバーともたまには遊んでおきたいし、その他の知人ともつながりを保つために会っておきたい。LINEやたまの電話だけでつながり続けるのは難しいと、実感してきたここ1年2年。そういうのも、やはり土日になりがち。

なんとか予定が合い、会うことができた。

この日はワインデーを提案していた。
少し前に発見したグラスワインがリーズナブルに飲めるお店で、ワインを飲みながらお話ししようと思ったのだ。
確か、もっと閉塞的なコロナ禍だった頃のオンライン飲み会で、大毱さんはワインを飲んでいた気がする。

わたしが行ってみたvivo daily standの中では、小竹向原店がもっとも広かった。また、大毱さんのイメージにも合うと思った。緑あふれる入口や、雑貨なども置いてある様子が、大毱さんに合うと思った。
少し遠いのですが、小竹向原駅で待ち合わせでもいいですか？ 最後は大毱さんが帰りやすい中央線の駅で解散しましょう。
大毱さんが承知してくださったので、vivo daily stand小竹向原店へ。

ランチの時間帯だったが、ランチのセットにはせず、一品ずつ注文しながらワインを飲むことにした。

始めて〈うふマヨ〉を食べた。どうやら看板料理らしいと気づき、どこかのお店で注文してみたら売り切れていたので食べられずじまい。そのままになっていた。
なるほどー。おいしいマヨだなぁ。

頼んだものはシェアしながら、ワインを飲む。
大毱さんはまだ先があるからと控えめに。わたしも一応控えめではあるけれど、大毱さんより多く飲んでしまう。自制がなかなかできない。

バゲットが余ってしまったから、チーズを頼もうかと思う。と、大毱さん。いいですね。
じゃ、わたしはワインをもっと飲んじゃおうかな。
いつもはあまり飲まない白を2種類。

そしてチーズが来てみたら、バゲットついてた。「言ってくれればいいですねえ、ついてるって」と大毱さん。でも嫌味にも文句にも聞こえない。大毱さんの言い方はいつもフラットだ。
チーズおいしかったな。このお店、通りすがりにちょっと寄るということができないが、なんかいい感じ。

ごちそうさまでした。
モーニングはどんなだろう？ 一度来てみたいな。