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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

東中野の下見①

友人の大毬(おおまり)さんと「また会って近況報告したいですね」という話が持ち上がり、場所を検討。
大毬さんは気遣いも最高の人なので、そんな連絡をし合うと、どこのどの店がいいかと検討してくれる。今回は、わたしがある程度お店を選んでもいいですか? ちょっと案があるんです。


「大毬さん、もしかしてワイン好きでした? 他の友人と勘違いしているかもしれないんですけど、前にオンラインでお話したときワインを飲んでいたように思ったので」とLINE。別の友人とオンラインで飲みながら話したとき、その友人は確かに赤ワインを飲んでいたので、もしかしたら混同しているかも……と思いながら。
「ワイン、大好きですよ。ビールの後にいつもワインを飲んでいます。重い赤が好きです」というお返事。やっぱり!


夏休みに西武池袋線 江古田駅に所用で行き、『vivo daily stand』を知った。グラスワインがこの値段で赤・白4~5種類ずつ飲めるお店は、コロナ禍を経た今なかなかない。江古田店は地元密着のこじんまりした店舗で、席数は多くなかった。お店の人との距離も他のお客さんとの距離も近くて、それはそれでいい店舗だと思う。
10月に入って、たまたま友人あいさんと会おうという話になったとき、あいさんが予約したはずの日にお店が閉まっていて、急遽、『vivo daily stand 小竹向原店』に行くことになった。このお店の広々した感じと、スッキリ感、ランチの時間帯も営業していること(モーニングから営業している)、大毬さんと行くのにぴったりの店だと思った。
少し遠いのだが、まず大毬さんに来ていただいて、そのあとで大毬さんの路線に移動してはどうだろう? 『vivo daily stand』はいくつか店舗があるのだ。
中央線沿線で考えると、中野・東中野・高円寺・荻窪・西荻窪と店舗がある。そのどこかの駅に移動して、そこでちょっとクラフトビールのお店に立ち寄ってから、またvivo daily standに行き、ワインで締めて解散するのはどうだろう。
西荻窪のクラフトビールのお店はちょっと分からないが、他の駅にはそれぞれ行きたいビールのお店もある。


ただ、店舗がどのくらいの広さなのかというのが懸案事項かもしれない。江古田店くらいこじんまりしていると、ふたりでゆっくり話すには向かない可能性がある。


というわけで、この日、仕事帰りに少し下見してみることにした。まずは東中野店に行ってみて、余力があれば高円寺店や荻窪店も回ってみたい。
東中野にはハニーエールのお店があるようなので、そこにも寄ってみたいものだ。



仕事帰りにそこまでひとりで出向くのは、出不精のわたしの場合、頑張りが必要だ。しかし、なんとか東中野まで出ることができた。
駅を出て、まずはハニーエールのお店で、1杯だけ飲んでみよう。お店は東中野と落合の中間くらいにあるらしい。この日は木曜だったので、営業しているはず(公式ページによれば月・火が定休日だった)。


Googleマップを頼りに歩いて行く。といっても、ほぼ一本道を進んで行くので、道に迷うことはなさそう。ただ、初めての道は遠く感じる上に、実際に案内は「18分」と表示され、近くはなさそうだった。
年のせいか、左の膝が痛くて歩くのがきつい。まだかまだかと歩いて行く。


そしてどうやら着いたのだが、お店は暗かった。店の外には月-木はClosed、金17~21:00、土日14~21:00と書かれていた。
やられた!! ネットを信用してはいけないって、あれほど思っていたのに! バカだ、自分……



どうしよう。
気持ちはかなり疲弊して、やる気が起きない。とりあえず東中野のvivoは覗いてみよう。来るとき、途中にスペインバルのようなお店があったけれど、代わりにあそこに寄ってみようかな?


道を引き返して戻り、スペインバルの辺りまで来たとき、右側に飲食店らしき入口を見つけた。『vivo daily stand』だった。閉まってる……?? 中を覗くと、あまり広くないように見えた。大毬さんと一緒に来るにはちょっと駅から遠いかな。そして狭いかな。
道を渡った向かいがスペインバルだったので、せめてそこに寄ってみることにした。店の外のメニューを見ると、飲んだことがないスペインビールのボトルがあるようだ。



お店の中にはお客さんが1人。でもわたしの後に、2人客が2組入ってきていたので、地元の人に愛されているお店なのかもしれない。
カウンターに座って、まずビールを注文する。『Mahou』は以前ドラフトで飲んだことがあるが、2種しかないビールなので両方飲んでみよう。
キッシュをハーフで。そして牡蠣のグラタンをハーフで。
ビールは『Mahou』の〈DUNKEL〉に移った。デュンケルは飲んだことがないのだ。
カウンターの中に大きめのモニターがあり、映画『大統領の料理人』が無音で流れていた。この映画好きだったの。音はないけど、思い出しながら眺めていた。


ビールをUNTAPPDに登録していて、お店の名前を探しているとき、「vivo daily stand 落合」という店名が出ているのを見た。もしかして、さっきのお店は落合店だったのかも。


大毬さんとこのお店に来ることを検討しながら、飲んで食べる。接客も感じがよかったし、お料理もおいしかった。近所にあるお店ならたまの外食に使いたいお店だ。でも大毬さんと来るには、距離が遠いかな。
そして、ちょっとお値段が高かった。おいしかったし、物価が上がっている今なので文句はないのだが、ちょい飲みのひとり飲みで来るのと、人とゆっくり話すつもりで来るのとでは、滞在時間が違う。滞在時間が長くなると、わたしは飲んでしまい、会計がはねあがるだろう。
大毬さんとの女子デートには向かないと判断し、お店を出る。ごちそうさまでした。いいお店ではあった。


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