Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

そしてまた日傘忘れた


さて。前日、いつものお店で、いつものハッピーアワー飲み。そうしたら、いろいろなことが重なってハッピーな気分になり、予定以上に飲んでしまう。
ハッピーに飲んで、ハッピーに酔い、『SPRING VALLEY』〈シルクエール白〉がTap Marcheにあったので、「シルクエールを飲みに来ましょう!」LINE。ケイさんからやり取りの挙句に断られ、凹んだが反省もできて、タカさんに「酔ってました、すみません(忙しいと聞いてるのにタカさんを誘ってしまって)」LINE。
ホームまで来て、日傘をまたしても忘れたことに気づいたが、もう戻るのは面倒だった。明日にしよう。


電話をして、日傘はお店にあるということなので、帰りにお店に寄った。このお店の一番接客上手なお姉さんがいた。先日、ひとりでいっぱいいっぱいになっていたかなり若いお姉さんもいた。


わたしはカウンターに座った。ひとつ席を空けて、左側には中高年世代と思われる男性客。右側には中高年世代と思われる女性客。まんなかのわたしも中高年世代。
左側の男性客はひとりでボトルワインを飲んでいた。おいしそうな料理も食べている。いいねぇ。
わたしはいつものようにハッピーアワーの生に、カプレーゼも注文。昨日の今日なので、今日は本当にちょい飲み予定。


最も接客上手なお姉さんがカウンター内に戻ってきた。厨房の中まで入っていたり、店内で仕事をしていたり、レジをしていたり、スタッフさんは忙しいものだ。今はちょっと手が空いたようだ。
わたしの前にはカウンター内の厨房とカウンターを隔てる透明な壁があるが、男性客のところは出入口に近いので壁がない。男性客はピザを注文し、お姉さんと一言二言話す。常連さんなんだなぁ。わたしもある意味常連だけれど、ハッピーアワー利用がめちゃくちゃ多い常連だからな。
ピザが焼き上がったようだ。男性客とお姉さんが少し話して、接客上手のお姉さんが「いつもありがとうございます」と言う。「お腹空いてるんだろ? ちゃんと取れよ」とお客さん。お姉さんは2切れ取る。そして若い女の子にも渡す。あ、そういうこと! 男性客は自分のピザをスタッフさんたちとシェアしてあげているのか。
たぶん、今日が初めてではないのだ。お姉さんも慣れている。そして「はいはい、ほら、グラス」と男性客に言われ、「すみませーん」とお姉さんが差し出すグラスに、男性客はとぽとぽとぽ…とワインを注ぐ。
ちょっと黙っていられなくて、横から割って入ってしまった。「顔とかは撮らないので、記念に写真撮っていいですか? いいですねぇ、なんか~」手とボトルとグラスだけの写真を撮らせてもらった。男性客は(たぶん)いつもより長くボトルを傾ける仕草をしてくれた。
お姉さんが仕事で場を離れた後、さらにグラスにワインを注いであげていた。もしかしたらお姉さんは接客の一環で普段より割り増しの愛嬌を見せているかもしれないけれど、そこが最高お姉さんの素晴らしいところ。はたから見ていても、そういうことを感じなかった。素で喜んでいて、素でお礼を言っているように見えた。この人なら、もし飲みたくないなら上手に断れるのじゃないかな。だから「ああ、いいねぇ、お客とお店の人が仲が良いっていいねぇ」と楽しく眺めて、帰ることにした。


今度は日傘を忘れずに。
ごちそうさまでした! また!


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