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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

クラフトビールのイベントに参加


木曜日、たまたまメールを見てイベントを発見。なぜかたまに送られてくるようになったSAKE-YAのメールマガジン。どこかで何かに申し込んだか会員登録したか。『阿佐ヶ谷20TAPS』で、COEDOビールとそれぞれのビールに合う料理を楽しめるイベントが行われる、というお知らせ。COEDOビールのブルワーも招かれるので、ブルワーとお話もできますよ、という企画だそうだ。


土曜の17時〜19時かぁ。
まず夫に聞いてみる。「こういうのがあるんだけど、行く?」「えー」予想通り行きたくないのね。
「料理はどんなものが出るの?」「ビールに合うものだから、分からない」「料理が大事なのに」そうだね。通訳すると「ビールには興味ないから料理にしか判断ポイントがない」ということ。


翌日、りーりちゃんを誘ってみる。珍しく長年細々続いている友人。
「明日は旦那と映画見る予定だから、行けないかな」急だもんね。


お昼にタカさんに話したら、「特段何もないので、土曜行けますよ」という返事。明日なのに? 大事なビア友シキさん並みのフットワークの良さ。さすが、タカさん。
「お店は平日は夕方からのようなので、予約できるか聞いてみます」
「ケイさん、どうします?」タカさんは必ず聞く。義理堅い。もしくはふたりきりより話が楽しめるのかも。なんて答えたか忘れたが、たぶん「お任せします、ケイさん今日いないんですよ」というような返事だろう。ケイさんはこの日、有給休暇で休んでいた。「じゃ、ケイさんに連絡取ってみます」
ケイさんは来ることになり、席は予約でき、土曜は阿佐ヶ谷駅改札で待ち合わせた。


ビール工房は「町のビール屋さん」というコンセプトから始まっているからか、小さいお店も多い。中野はぎっちり詰まっている感のある店内で、それが中野のあの通りに合っていた。小さなお店が入り組むようにぎっしりつながっている、あの通り。
阿佐ヶ谷と荻窪は同じような造りで、1階にカウンターやテーブルと醸造所、2階にテーブル席だが、阿佐ヶ谷のほうがぎっしり感がある。それも、駅前のあの場所には合っている。どちらのお店も階段が急で、2階から1階に下りてビールを注文するのがきつい。若くない足腰にこたえる。阿佐ヶ谷はキャッシュオンデリバリーでその場で渡してくれるので、ビールを持って狭く急な階段を登るのはドキドキする。


「COEDOビールと料理のマリアージュ」もテーマとなっていたこの日、到着するとわたしたちは2階に通された。
4人がけ席が5つくらい、イベントのお客用に用意されているらしかった。
「他のお客様と相席になります」とのこと。


とりあえず3人で案内されたテーブルに座ると、後ろの4人テーブルには1人客がいた。1テーブル空けて横のテーブルに2人客が並んで座っていた。
2人客のテーブルには、さらに2人客が通され、並んで座ったため、席は埋まった。1人客のテーブルには2人客が来て並んで座り、さらに1人客が来て、席は埋まった。
もうひとつ、少し離れたテーブルには、最終的に3人くらい座っていたと思う。
わたしたちのテーブルは3人のままだった。


ちなみに、隣のテーブルはずっと空いていたが、イベントの最後にブルワリーの人たちがご飯を食べるテーブルだった。同じ空間で食事をしているという趣向だったのだと思われる。別のテーブルのお客さんたちと話しながらビールを飲んで、食べていた。
わたしたちのテーブルでは、タカさんとケイさんが、回ってきたブルワーさんと長いこと話したり質問したりしていた。
一緒に来てよかったと思った。わたしは質問などたいしてできなかった。よく知らないのだ。ただ飲むだけだから。「男性は」というと性別でカテゴライズしているように聞こえてしまうと思うが、少なくともこの2人は知識や理論や理屈に関心を抱いていた。


背後のテーブルでも、どなたか知識があることを感じさせる質問をされていた。またジェンダー発言になりかねないが、(たまたま)その方も男性だった。



それぞれのビールに合う料理を用意してくれるというのが、わたしは興味津々。
どうして合うのか、ソムリエみたいに説明することはできないが、それぞれの組み合わせに対して「なるほど!」と思いながら食べたことは確かだ。
特に、紅赤にさつまいものケーキは、へぇ〜と思った。「黒いビールに甘いものを合わせたら合うはずだ」とビア友シキさんはよく言っていた。わたしはシキさん信者だったから、シキさんの見解はなんでも丸呑みだった。
黒いビールに甘いものは合う。また、今回のように、漆黒にお肉を合わせるのもよかった。こってりしたチョコレートみたいな黒いビールにデザートを合わせるのは好きだし、コーヒーみたいな黒いビールでアイスなどをいただくのもいい。今回のようなスッキリ飲める黒いビールだったら、お肉のこってり感を楽しめるということが分かった。そして飲めばスッキリもして、次の一口を楽しめる。
赤いビールだと思っていたけれど、紅赤はまったり感もあったので、おいものケーキをさらにほっこりさせてくれた。
こんなふうなペアリングの仕方もあるんどなぁ、と思った。どのビールと料理の組み合わせもなるほどだったけれど、特にこのふたつが印象に残っている。


ブルワーさんが話していたことの中では、次のようなことが印象に残っている。
納豆やヨーグルトを食べないとか、ブルワーあるあるについて、「それは菌が混ざりこまないようにするためですか」と聞いたところ、「混ざるようなことはないと思うし、この数値以下なら大丈夫だという基準があり測るので菌が多ければ分かるのだが、やはり食べない」という答えだったこと。そうだよね、滅菌しているだろうし、入り込むような作業状況じゃないよね、と思った。菌て、ヨーグルト食べたりしただけで、そんなに体につくものなのかな。すごいな、とも思う。「自分のせいで万一とかあったら嫌ですもんね」「それでビール廃棄なんてね(笑)」というやり取り。
もうひとつ、「副原料が入っていると、要冷蔵になる」みたいな話。その前に、ビールは麦芽とホップで作るが、それ以外に味や香りのためにたとえば柑橘類など入れることがあり、そうして入れたものが副原料と呼ばれる、といったような分かりやすく簡単な説明があったと思うが、正しくはなんと言っていたか再現できない。理論的なことに対する記憶力はかなり低いわたし。今や、思い出の記憶力もかなり低下しているが。「要冷蔵と書いてあったら冷蔵しておかないと、中で発酵が進んでしまって味が変わってしまうので」という部分は、そういうことかと記憶に刻まれた。



参考までに、どのような料理との組み合わせだったか
白-Shiro- × バナナときゅうりのポテトサラダ
瑠璃-Ruri- × 鮮魚のカルパッチョ
毬花-Marihnana- × 鳥胸肉と玉ねぎのサラダ
伽羅-Kyara- × ジャークチキン
漆黒-Shikkoku- × 真鯛のファヒータ
紅赤-Beniaka- × さつまいものケーキ


※ファヒータはたぶん真鯛。お知らせで届いたメールには「○○○のファヒータ」となっており、見たところ真鯛かなぁ?と。違っていたら申し訳ない。



終了後、「良かったら下の注文口でビールや料理を注文して、お楽しみください」タイム。


〈柚ノ酸 -Citrus Junos-〉(『COEDO BREWERY』)は、この日来ていたブルワーさんが考案したビールだというので、それはぜひ飲んでみなくては。
パイントで飲みたいと思って注文したが、もうあまり残っていないということで、お店の方からハーフにしてくれるよう頼まれた。同じようにさっそく〈柚ノ酸〉を注文しに来ていた他のお客さんも、ハーフにしてくれるよう言われていた。「では、ハーフで」
「Fruit Sour Ale」と書いてあったが、わたしがかつてそれほど好まなかったサワーエールと違い、酸味がとがっておらず、まろやかな“サワー”感だった。好き。飲みやすい。


この日の『阿佐ヶ谷20Taps』には、『伊勢角屋麦酒』の初飲みビールも2種あったので、浮気。〈Interzone〉〈柚子姫〉の2種。
また本日のCOEDOに戻って、いつも大好きな〈毬花〉。このビールがSession IPAだったと今日知った。Sessionだったとは。だからたまに軽く感じていたのか。
この日魅力が分かった〈紅赤〉と〈漆黒〉も。余ったグラスに注いで3人で分ける。
ケイさんがサラダを買う。瓶に入ってきて、ニューヨークみたい。


面白かったなぁ~! ビア仲間を誘ってよかった。
ごちそうさまでしたー!!! そして、ありがとうございましたー!
これからは、たまに特別な日に百貨店のほうを回って〈紅赤〉なんかも買ってみよう。


じゃ、ちょっともう一軒、寄り道して帰ろうかな!


To be continued…

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