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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

タルトのお店に(江古田

※おことわり:これまでオーツー(O-2)さんと呼んでいた方ですが、自分でもオーワンさん、オーツーさん、オースリーさんの区別がつかないときが多いので、名前を改めようと思います。



今日は大毬(おおまり)さんとのお話デー。
大毬さんは同じ職場の非正社員同士だったが、一足先に転職してしまわれた。わたしもいつかはその日が来るんだろうな。
お昼休みによく別部署の大毬さんの席に行って、大毬さんや大海(おおみ)さんと話していた。大毬さんが職場を去ってしまった今、ゆっくりお話するには予定を立てて会うしかない。しかし同じ職場にいたときも、シーンとしたその部署の部屋ではあまり話はできなかった。外で会うようになってからのほうが、たくさんお話しているかもしれない。


心ゆくまでお話をする日と思っていたので、お酒は控えめに飲もうとわたしは考えていた。大毬さんは、もともとわたしほど酔いつぶれるまで飲まない人だ。女子会風のコースを提案してみよう。
タルトのお店で、1杯程度。昭和から続くカフェでコーヒータイム。前に一緒に行って、大毬さんが料理やケーキを気に入っていたお店で終わる。移動中、思いついたらどこかに寄ってもいい。



まず、女子らしいタルトのお店。甘くないタルトで、お酒に合う。夏休みに発見して、気に入ったけど、そう頻繁には来ない場所にある。
わたしは飲んだことのない缶ビールをチョイス。大毬さんはここではお酒ではなくクラフトコーラを選ぶ。お互い、たぶん、同じ気持ち。ふんわり酔って楽しくなるのではなく、しっかり話したい。


まずはどんなタルトか見て、何を飲むかを選んで、ゆっくり来るのを待つ。飲んで、自分の選んだ飲み物がどんな味かを報告しあって、「タルトおいしいですね」「甘くないタルトっていうのもいいものですね」というようなことを話す。


話したいことがある時って、話したいけれどタイミングを見てしまうことも多い。自分の「話す気持ちになれる」タイミング、「踏み出す勇気を出せる」タイミング。
Ready Go !! で始められるわけじゃない。
「最近お仕事はどうなんですか?」と大毬さんが聞いてくれるので、ぐちを述べる。「これこれこうで、疲れるんですよー」という語りやすい話。話し出すとつい長々と話しちゃう。


やがて大毬さんが話し始める。転職先の職場での葛藤。自分の会社があり、会社が取引をしている企業があり、そして働く人やサービス利用者がいる。たぶん、これが今、大毬さんが悩んでいること。サービス利用者への思いは強い。しかし取引先企業や、自分の会社の意向もある。単純に「お客さまにとってよかれ」と言えないのは、サービス利用者も取引先企業もお客さまだから。
難しいですよね。


空色の缶ビールをゆっくり飲みながら、じっくり話を聞く。大毬さんはつまめるものがあったほうがいい人なので、ピクルスやソーセージを注文してくれる。
このお店の甘くないタルト、この日はれんこん、そしてぶどうとチーズ。大毬さんはれんこんのタルトを選んでいた。わたしはぶどうとチーズにピンとくるものがあったので、そちらにした。
「すいさん、実は私はれんこんが大好きなんです」と大毬さん。「とってもおいしいですよ」
わたしも満足。桃と生ハムが合っていたように、ぶどうとチーズも合っていた。チーズは何のチーズだったろう――チーズの塩気とフルーツの甘さが最高だと思った。これまでこのお店で食べたタルトとしては、桃と生ハムのタルト、そしてこのぶどうとチーズのタルトが最高に好きだ。


そして、次のお店に続きます。

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