自分も結局同じか
Cさんの妹さんが膠原病になってしまったそうだ。
両足が動かないという。
大変ですね、心配ですね、と同情する一方で、「でも今すぐ命に関わる病気じゃないんですよね? それならいいじゃないですか。Iはあと何年無事でいられるか」とメールしそうになる。
Iのことで最悪だった時期、何人かに言われたのと同じ。
「私も乳がんよ。再発してまた治療したし、別の病気もあって体調はひどいものよ。その上、兄もがんになったし、大変です」
「うちの叔父もがんで、介護みたいになってて、手伝いに行ってるよ」
それからは言わなくなった。
ただ誰かにこぼしたかっただけだけど、誰でも何か抱えていて、不幸比べをしたら勝てない、「そんなのまだいいわよ、あたしなんかもっと大変よ」と言われてぺしゃんこになるたけだとわかったから。
年をとったら安易に友達にこぼしてはいけないんだ、意外に厄介なんだとわかったから。
でもCさんの妹さんのことで、自分も同じことを思った。
今にも言わんとしてた。
自分の悩みは大きいもの。
Cさんにしてみれば、あんたの家族のことなんて関係ない。自分にとっては自分の妹のことは大きな悩みなんだ、と言いたいだろう。
ま、それも想像で、勝手に自分の気持ちを投影して斟酌してるだけだけど。