Bittersweet Maybe - Bubble Talk -

Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

Cさんへ

Cさんの毎日に寄り添ってあげられなくて、ごめんね。
 
Cさんと知り合った半年前は、Cさんと楽しくメールしてた。ちょっとドキドキもした。そんなふうに知り合った相手と仲良くなるなんて、なかったから。
それに、Cさんがとてもフレンドリーな人だったから、いろんなことを話して、テンションも上がった。
 
でもそのあと、わたしにはいろいろなことがあったの。
 
Iの薬が変わったこと。
そのとき、周囲が心配のあまりあれこれ世話を焼いて、Iが自分は治るという道はないんだと思ってしまったこと。言いたくないけど、悟らされてしまったってこと。
髪がなくなる薬に変わったら、もうずっと髪がなくなる薬のままだってこと。
結局、治るために強い薬に変えてるんじゃなく、ただどんどん強い薬へ――、終わりへと向かっているだけだって、突きつけられてしまったこと。
自分のステージと無理やり向き合わされたこと。知ってはいてももっと気楽に考えていたのに、楽観的な希望は消されてしまったこと。
 
自分が1つの仕事をクビになったこと。
クビになったわけじゃないと人には言われるだろうけど、自分に対しておためごかしてソフトな言い方をしても面倒なだけなので、自分の中では「クビになった」と表現してる。
結局、それが一番状況が分かりやすい。「組織改編があって、社内の雇用や体制を見直すことになって、わたしの契約が更新されず終了となった、わたし自身は特に辞めようと思っていたわけではなかったのだけれど」という長ったらしい言い方よりも。
 
心のどこかで思った。
これから先、フリーで休むことのできない職場Aと、休みを取りづらい単発の仕事でやっていくのはどうだろうって。
もしIの具合が悪くなったら? もし母が(まあ頑丈そうだからわたしより長生きしそうだけど)最期を迎えたら? 母の見取りも葬儀の手配もIひとりに任せるなんて、それは・・・・・・。
 
あれこれ考えながら日々を過ごしていたときに、もしかしたら週5のポストが1つ空くかもという話をこっそり教えてもらった。
これがいい潮時なのかも。そういう職に就いたほうが、何かあったとき家庭の事情で休んだりできる。
たいした仕事でなくてもフリーというのは休みをとるのはよほどのことなので、ここ3,4年は若干の不安がつきまとっていた。
 
今後を考えてみたら、わたしが働けるのはあと15年――そのあとはシルバーとして働く年齢。
自分の年にも気づいちゃった。
 
また中年の危機的ダウナームードが舞い戻ってきた。
 
今こそCさんは半年前からやっていたことが実を結び、友達としてはわー!!と大騒ぎしてお祝いするべきなんだと思う。
でもわたしはダウナーモードに入ってしまって、半年前とは違うテンションで、CさんにとってはわたしがCさんのことを気にしてないように見えてるよね。
 
ごめんね。
 
まだこんなことまで話せるほど、Cさんとのつきあいが長いわけじゃないから、言えない。
でも半年前と同じテンションを演出して表面を飾ることもできない。わたしは自分勝手なの。
 
ごめんね。
何度もそうメールしようと思ったけど、やっぱりできないから、自分ひとりだけでつぶやいて気持ちを整理するね。




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