夕刻のコンビニ前で
職場から帰り、最寄り駅に着いたら、駅前のコンビニ付近で、争っている2人の男性がいた。
アメリカドラマのセリフなら、struggleとか言うところかな?
相手を押さえつけようとしたり、抵抗したり、肉体的な争いをしていた。もちろんそんな状況だから口も動いてて、罵倒や威嚇などしている。
「見ちゃいけない」と、まず思う。
でも見て見ぬふりもいけないな、と思い返す。
どういう状況か分からなければ、警察を呼ぶこともできないので、見てみる。
1人はコンビニの制服を着ていた。
店員と客?
2人は争ってコンビニから離れたり、コンビニ前に戻ったり。
店員は腕をつかんだり、声を荒げて暴言風な口調だったり。
客なのか、私服のほうは、「すみません、すみません」と繰り返しながら立ち去ろうとするが、店員が立ちはだかる。
と思ったら、店員の胸を押し、店員の腹にヒザ蹴りを何度もし始めたり。
よく分からないが、万引とか強盗とか、そんなことをしたのかな?
収まりそうにないことは分かったので、駅前の交番に足を向けた。
そうしたら、子連れの若いお母さんが、仕事帰りのビジネスウーマンらしい人と、話し始めた。
「(何かアクションを起こす頼れる男性などは)誰もいないのかしら」
「交番に行ってみたら、いないんですよ。それで電話して、すぐ戻すって言ってくれたんですけど」
あ、連絡済みなのね。
その会話が聞こえたのでわたしが立ち去ろうとしたとき、仕事帰りのビジネスマンが間に入ったようだ。
若いお母さん「あ」
私服の男性をまんなかに、右腕を店員がつかみ、左腕をビジネスマンがつかみ、交番のほうに向かい始めた。
ちなみにビジネスマンは5〜60代。小柄。
印象に残ったのは、何発も繰り出していたヒザ蹴りが、いっこうに当たっていなかったこと。
アメリカドラマならもっと激しい争いになるだろうな。
現実のアメリカがとうかは知らないけど。