「臨床心理学のすべてがわかる本」
この本が面白いと人に薦められて読んだ。
じっくり読み通そうと思うと退屈するかも。
「1つの障害や病気につき、見開き1ページ」という感覚で、深く掘り下げるというより、広く浅く一般知識が書かれている。
はじめのほうは、臨床心理学についての概要や、臨床心理士の仕事の概要などが載っていた。それも一般的知識。
なので、通勤時とか、ちょっとカフェで人を待っているときとか、寝る前のちょっとの時間とか、こまぎれに読んでちょうどよかった。
面白ければ続けて読めばいいし、ちょっと読んでやめてもいい。
そういう気楽さがある本だった。さすが「史上最強カラー図解」。
全般を知ろうと思ったら、いい。
どんな病気があって、それはだいたいどんなものか。
臨床心理士って、どんなふうに仕事をするものなのか。臨床心理学って、どんなものか。
まったく何も知らない、精神障害?何それ?? 発達障害?言葉は聞くけど??――というくらいだったら、一読して大まかな知識を知るのもよいと思う。
医師や看護師のような専門職ではないけど、仕事や日常の中で関わりがあって、少しは知識があってもいいかなという人にもいいと思う。現にそれなりに関わっていても、整理ができたり、これまで携わったことのない病気のことも分かるかも。
ここ数日、この本がいいと書いてきた他の本とは違って、まさに「カラー図解」「すぐ分かるよ!」が売りの本。
「図解 超かんたんExcel」とか、あんな感じで、基本を知りたいんだよねor全般的に分かればいいんだよね、という向きにはお勧めかも。