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Status Message:周回遅れのビール日記(順不同)

ディザスター(シリーズ:仕事)

実は以前から好きだったことがある。
まあ――詳しく語ってしまうと、すべてが丸分かりになりそうなので、ある「イベント」ってことにしておく。

この定期的に行われる「イベント」、条件によって安くなることがある。
そのときは、楽しみに行っていた。

その条件というのは、居住地や通勤地に関するもの。
よくある「A市、B市、C町にお住まい、または通勤の方は、本日半額」という感じ。

今までは居住地の日に行っていたが、今年からわたしには定期がある。
通勤定期を見せて、××市に通っていることが分かれば、××市の日にも安く行ける。

ところが、初の××市の日、なんと職場の人たちも行くという。
正規雇用の人たちだけで結成されている、「イベント親睦会」がその日行くのだそうだ。
いつもは3,4人のイベント親睦会だそうだが、この日はいつもは行かない人も参加したようで、10人を超える人数になっていた。

うっそー!

知らずにその日の券を買ってしまっていて、今さら行かないなんてできない。

でも会場は広いんだし、会うとは限らないと思って、こそこそと行ってみた。
そうしたら、めちゃくちゃ近い席だった。

Iから電話があって、その日の病院の結果がかんばしくなかったらしく、うるさい会場を離れて30分ほど電話。

戻ってみたら、最初は3人くらいだった人たちが、10人以上に増殖していてびっくりした。



軽く夫にも挨拶をさせればよかったかもしれないが、なんとうちの夫、ひげもじゃ。
あまり外に行かずに仕事をしているので、かっこよいひげではなく、単なる不精。
不精が長く伸びるとどういうことになるかというと、ものすごく変な人になる。夫は剛毛のため、ひげがいい感じに垂れ下がらない。だから悲惨なことになっている。

――いくらなんでも、一目たりとも会わせるわけにはいかない。

しかし明らかにバレている。

わたしだけが軽く挨拶に行き、実にきまずいイベントを過ごした。
ものすごく非常識な人に思われたかもしれない。
非常識と思われるかどうかとは別に、なんか変だ。そういうの。
組織というファミリーが、家族というファミリーと交差する、へんてこな瞬間。

とにかくこの日は、わたしにとって、アメリカドラマで言えば「Disaster」だった。



イベントに安く行けるのが、自分の居住区の日だけでなく、××市の日にも行けるのは嬉しいと思っていた。
でもこれからは、やめたほうがいいかもしれない。

・・・・・・ここのところ、いろいろと納得いかない思いをしていたところである。

ほんの小さなことは、いいこともあった。安く行ける日が増えた。
――と思ってたのに、これじゃ怖くて行けないじゃん!!

もう思い出したくないから、ここではさらっと書くだけに終わったけれど、何も覚えていないし、いくらお酒を飲んでも酔えないほど呆然としてた。


わたしのささやかな「ここで働いてていいこともあるな」まで奪わないでよ。



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